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塩田武士さん『存在のすべてを』が雑誌「ダ・ヴィンチ」編集部が選ぶ「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に選出

前代未聞の「二児同時誘拐」事件から幕を開ける塩田武士さんの最新作『存在のすべてを』(朝日新聞出版)が、本とコミックの情報誌「ダ・ヴィンチ」編集部が厳選に厳選を重ねたおすすめの1冊を紹介する「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に選ばれました(「ダ・ヴィンチ」2023年12月号にて発表)。「プラチナ本」選出を受けて、新帯も作成。「週刊朝日」最後の連載にして、『罪の声』に並び立つ新たなる代表作です。

 

塩田武士さん『存在のすべてを』が雑誌「ダ・ヴィンチ」編集部が選ぶ「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に選出で新帯、出来

本書は、『盤上のアルファ』でデビューし、『罪の声』が映画化もされ、山田風太郎賞を受賞、『歪んだ波紋』では吉川英治文学新人賞を受賞と常に話題作を出し続けている塩田武士さんによる最新作。2023年9月の発売から、すでに多くのメディアでインタビューや書評が掲載されている話題作です。

◇衝撃の誘拐事件から始まる展開に心拍数は上がったままだ
これは「至高の愛」の物語
――久米宏さん

◇「事実の先」に霧笛のように響く「真実」がある。
圧倒的な終着に胸が震え、しばし言葉を失った
――稲泉連さん(ノンフィクション作家)

◇切なさが爆発しそうになった。
芸術と愛情の結晶に、涙が止まりませんでした
――小橋めぐみさん(女優)

 
【『存在のすべてを』あらすじ】

平成3(1991)年に神奈川県下で発生した「二児同時誘拐事件」から30年。当時警察担当だった大日新聞記者の門田は、令和3(2021)年の旧知の刑事の死をきっかけに、誘拐事件の被害男児の「今」を知る。彼は気鋭の画家・如月脩として脚光を浴びていたが、本事件最大の謎である「空白の三年」については固く口を閉ざしていた。異様な展開を辿った事件の真実を求め、地を這うような取材を重ねた結果、ある写実画家の存在に行き当たるが――。

★『存在のすべてを』特別サイト:https://publications.asahi.com/allofexistences/

 

著者プロフィール

塩田武士(しおた・たけし)さんは、1979年生まれ、兵庫県出身。関西学院大学卒業後、神戸新聞社在籍中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞、2011年第23回将棋ペンクラブ大賞を受賞。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第一位。2019年に『歪んだ波紋』で第44回吉川英治文学新人賞を受賞。

その他の著書に『女神のタクト』『崩壊』『騙し絵の牙』『デルタの羊』『朱色の化身』などがある。

 

存在のすべてを
塩田 武士 (著)

平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。質感なき時代に「実」を見つめる、著者渾身、圧巻の最新作。

 
【関連】
塩田武士『存在のすべてを』特設サイト

 


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