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キミ・カニンガム・グラントさんサスペンス小説『この密やかな森の奥で』が刊行

キミ・カニンガム・グラントさんの重厚なサスペンス小説『この密やかな森の奥で』(原題:These Silent Woods/訳:山﨑美紀さん)が二見書房より刊行されました。

 

小島秀夫さん絶賛! 大自然の中で繰り広げられる、愛と苦悩、罪と罰の物語

◆『ピープル』誌2021年11月のベストブック選出
◆『ニューヨーク・ポスト』紙2021年11月の“読むべき新刊”選出
◆米Amazon2021年11月の“編集者が選ぶこの1冊”選出

 
【あらすじ】

過去にある罪を犯した元軍人のクーパーは、その罪から逃げるようにアパラチア山脈の山奥の一軒家で8年間、一人娘のフィンチとともに暮らしてきた。電気もない自給自足の生活は年に一度物資を届けてくれる親友のジェイクだけが頼りだが、その冬は何日経ってもジェイクが姿を見せず、数日後に現れたジェイクの妹マリーはその死を知らせる。さらにクーパーが森で見かけた少女が行方不明となっていることから保安官に質問を受けることになり、懸命に築き上げてきた静かな生活は少しずつ崩れていくが――罪と罰と愛と苦悩について考えさせられる重厚なサスペンス!

 
<ゲームクリエイター・小島秀夫さん他、推薦コメント>

◆この“静かな森”の中には、現代人が背負うべき罪と痛み、そして育むべき恵みがある。 美しい文体と、詩的なノワール文学に、僕は恋をしてしまった。 こんな善良なハードボイルドには、なかなか出逢えない。
――小島秀夫さん

◆ “美しい文章で書かれた、緊迫感と迫力にあふれる作品”
―――――――――ジョン・ハートさん(エドガー賞受賞作家)

◆“本作の美しい表現と、救いと希望というメッセージは、多くの人の心に響くだろう”
―――――――――パブリッシャーズ・ウィークリー

 

著者プロフィール

キミ・カニンガム・グラント(Kimi Cunningham Grant)さんは、祖父母は日系。その祖父母の第二次世界大戦中の捕虜収容所での体験を書いた作品『Silver Like Dust』(2012)が小説家としてのデビュー作。

詩人としての活動歴も長く、若手詩人に贈られるドロシー・サージェント・ローゼンバーグ賞を二度受賞している。現在は家族とともにペンシルベニア州在住。

 

この密やかな森の奥で (二見文庫)
キミ・カニンガム・グラント (著), 山﨑美紀 (翻訳)

過去の罪から逃げるようにクーパーは8年間、娘と共に人里離れた山奥で暮らしてきたが、ある理由から町に降りなくてはならなくなり…

 


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