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『漫画 君たちはどう生きるか』が単独100万部突破!原作(新装版)も30万部に

80年間読み継がれ、多くの人に影響をあたえた歴史的名著『君たちはどう生きるか』が初のコミック化

80年間読み継がれ、多くの人に影響をあたえた歴史的名著『君たちはどう生きるか』が初のコミック化

マガジンハウスが2017年8月24日に発売した、吉野源三郎さんの歴史的名著『君たちはどう生きるか』の漫画版(羽賀翔一さん・画)が2018年1月10日重版出来分で単独100万部を突破します。

 

『漫画 君たちはどう生きるか』が単独100万部突破! 歴史的名著の漫画版は世代を超えて読まれている!

発売当初から原作本を知っている世代からの支持をうけ売行き好調だったそうですが、2017年10月下旬、テレビでの紹介をきっかけに爆発的な売行きとなりました。
さらに、11月の新聞書評、テレビ紹介が追い風となり10万部クラスの増刷を5回実施。発売から5カ月足らずという早さで漫画単独で100万部の発行部数に達しました。

併せて、同時刊行の、活字を大きく仮名遣いも現代風に改め、原作を読みやすくした新装版(小説)も30万部を発行し、漫画、小説合計で130万部に達しました。

この間、読者層は拡大し、原作本に親しんだ世代だけではなく、あらゆる世代、性別に読まれるようになりました。
特筆すべき点として、本書を自分の周囲の人に知って欲しい、読んで欲しいということから、親から子へ、祖父母から孫へ、または友人などへのプレゼントとしての需要や、昨年末からは、全国の学校(中学、高校、大学)の一括購入が増え、朝の読書時間の課題図書、入学生、卒業生へ向けての贈呈品として、利用なども目立つようになっているとのことです。

 

名著『君たちはどう生きるか』とは

軍国主義が進みはじめた1937(昭和12)年に発行された本書は、児童文学者、編集者であり岩波少年文庫の創設にも尽力した吉野源三郎さんが、ヒューマニズムに根差し、自分の頭で考えられる子どもたちを育てたいという想いを持って「日本少国民文庫」シリーズの一つとして刊行した物語です。

主人公の中学生“コペル君”が、日々直面する様々な問題と取り組むなかで、友人との関係、ものの見方、真実、勇気について、“おじさん”からアドバイスを受けながら考え、学んでいく姿が書かれています。

本来は少年少女に向けて書かれたものでしたが、大人たちからも多大な共感を得ています。

 

著者プロフィール

■原作:吉野源三郎(よしの・げんざぶろう)さん
編集者・児童文学者。1899(明治32)年~1981(昭和56)年。雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。

■漫画:羽賀翔一(はが・しょういち)さん
漫画家。2010年『インチキ君』で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。
2011年にモーニングで『ケシゴムライフ』連載、2014年に単行本発売。近刊に『昼間のパパは光っている』がある。

 

漫画 君たちはどう生きるか
人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、原作の良さをそのままに、マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、何度か読んだことのある人も、一度手にとって、人生を見つめ直すきっかけにしてほしい一冊です。

 
君たちはどう生きるか
池上彰さんも子供時代に感動!
日本を代表する歴史的名著が、マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!

「ヒューマニズムに根差した良い本は、時代を超えて人々の心をつかむのです」(ジャーナリスト/池上彰さん)

 
【関連】
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