本のページ

SINCE 1991

「書泉と、10冊」第3弾『堕天使拷問刑』予約好評につき、飛鳥部勝則さん『黒と愛』『鏡陥穽』も復刊!

過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社・著者が協力して重版・復刊していく企画「書泉と、10冊」では、第3弾として、飛鳥部勝則さんの純愛本格ホラーミステリ『堕天使拷問刑』(早川書房)の復刊が決定しましたが、その予約の好評を受け、飛鳥部勝則さんのほかの著作『黒と愛』(早川書房)と『鏡陥穽』(文藝春秋)の復刊も決定、「芳林堂書店と、10冊」として改めて始動することとなりました。

 

「書泉と、10冊」企画第3弾「堕天使拷問刑」予約大好評からの緊急決定! 飛鳥部勝則さんの著作一挙2作品を復刊

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社、著者の協力により重版・復刊して届けていくものです。

 
その第3弾は、『堕天使拷問刑』(著者:飛鳥部勝則さん/早川書房)でした。
こちらは予約開始5分で著者のサイン入り特別版が即完。予約初日で1,000冊以上の予約が行われ、最終的に予約締切までに3,440冊となりました。

 
プロモーションの中で、ファンの方々から「飛鳥部先生の、他作品も読みたい!」という声がたくさん寄せられ、特に熱烈な声が多かったのは、飛鳥部さんがご自身で『堕天使拷問刑』とあわせ“ゴシック復興三部作”と位置付ける2作『黒と愛』(早川書房)と『鏡陥穽』(文藝春秋)です。芳林堂書店高田馬場店では、「ここまで来たらそれを全部復刊したい」ということで早川書房、文藝春秋に相談したところ、最速での2冊同時復刊が実現しました。予約開始日は10月20日(金)からとなります。

 
これらの作品は『堕天使拷問刑』同様、全作品電子化されておらず、流通量も少ないため、ミステリーファンの間で「読んでみたいと思ったときには、いろんなサイトで高額がついていて手が出なかった一冊」「図書館で読んだが、手元においておきたい一冊」というコメントがあがっている作品です。今回の飛鳥部さんの作品を起点として、主にミステリ、ホラーなどの小説や一般書ジャンルを中心に「芳林堂書店と、10冊」として新企画が走り出します。

10月20日(金)10:00より芳林堂書店・書泉各店と、書泉オンラインにて予約を開始。予約締切は11月20日(月)までとなっています。なお、書籍のお届けは12月下旬となります。

 
<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん コメント>

『堕天使拷問刑』が復刊するのならば次はこの作品を・・・。色々なところで飛鳥部先生のファンの方々の期待の声を目にしましたし、私自身の願望もあり各社様へ打診させていただきました。しかし、今回ばかりは担当としても展開が早すぎると感じています。この「広がり」と「スピード感」に関しましては、『堕天使拷問刑』をご予約いただきました皆様の圧倒的な実数のおかげです。世の中が飛鳥部作品を欲していることが示され、完全に扉が開きました。ありがとうございました。

 
<著者 飛鳥部 勝則さん コメント>

皆様の暖かいご支援のおかげで、私の《ゴシック復興三部作》のすべてが増刷されることになり、感慨で胸がいっぱいです。この三部作は、それぞれが「鏡と分身」「塔と悪魔」「城と幽霊」というゴシックのキーワードを二つずつテーマにしており、お手元に置かれて、どれか一冊でも楽しんでいただけましたら、著者としてこれにまさる喜びはありません。

 

『黒と愛』(早川書房)について

 
【あらすじ】

奇妙に傾く狂気の城、奇傾城―血と内臓と腐肉が主題の絵画が集う一室に幽霊が出没する噂がたち、“探偵”亜久は心霊特番に協力して城を訪れる。遅れて“霊能リポーター”役の女子高生、全身黒服の少女・黒が現れ、亜久にそっと囁いた。「あなたは、鋏が好きですか」…やがて密室状況で、黒と親しい男がくだんの部屋で首を切断された。これは幽霊の凶行か?呪わしく美しい純愛(変愛)本格ミステリー。

 
<早川書房 編集担当 吉田さん コメント>

闇に飲まれよ! 『黒と愛』はゴシック名台詞の宝庫です、読めばきっとゴシック者に!(〈仁義なき戦い〉を観るとついつい肩で風を切って歩いてしまいますよね)本書の読後、自身の心の暗部を覗き込み「うふふふふふふふ」と薄ら笑いがとまらなくなる、そんなトリップフルな体験をぜひ――あなたは鋏が好きですか?

 
<著者・飛鳥部勝則さん コメント>

〇『黒と愛』復刊について
『堕天使拷問刑』を支えていただいた読者の皆様のお力で、今度は『黒と愛』が甦ります。10年以上前の二つの長篇に、立て続けに重版が掛かるのは真の奇跡であり、この度も、一人でも多くの読者のお手元に、書物という実在する奇跡のかけらが届くよう祈っております。

〇《ゴシック復興三部作》について
皆様の暖かいご支援のおかげで、私の《ゴシック復興三部作》のすべてが増刷されることになり、感慨で胸がいっぱいです。この三部作は、それぞれが「鏡と分身」「塔と悪魔」「城と幽霊」というゴシックのキーワードを二つずつテーマにしており、お手元に置かれて、どれか一冊でも楽しんでいただけましたら、著者としてこれにまさる喜びはありません。

 

『鏡陥穽』(文藝春秋)について

 
【あらすじ】

鏡が人間を襲う! 鮎川賞作家、渾身のホラー長篇!
殺してしまったはずの男が街で声をかけてきた。男の手の痣はなぜか左右逆になって……。この町でいったいなにが起きているのか!?

 
<文藝春秋 編集担当 コメント>

当時、ミステリとホラー、両分野にまたがる作風で知られた著者に、「突き抜けたホラーを書いてください」とお願いしました。古来より不可思議な魔力の依り代とされた「鏡」が鬼才・飛鳥部勝則の手にかかれば、もう……。読者諸氏も恐るべき陥穽から逃れるすべはありません。

 
<著者・飛鳥部勝則さん コメント>

「70点ならいらない、100点の長編ホラーを」という依頼を受け、18年ほど前に書いた『鏡陥穽』が甦ります。稲垣考二装画・口絵付きの、手直しを繰り返し全力投入したこの怪奇小説を、再び世に問えるのは夢のような幸せです。ご購入いただいた皆様にも、グロテスクかつ楽しい悪夢を見ていただけますよう、心から祈っております。

 

『黒と愛』『鏡陥穽』の予約について

■予約受付期間:2023年10月20日(金)~11月20日(月)

■予約受付け店舗
◎書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2893705
◎書泉オンライン楽天市場店:https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000000978/
◎芳林堂書店 高田馬場店、みずほ台店
◎書泉グランデ、書泉ブックタワー

■書籍お届け予定日・店頭発売日:2023年12月末ごろ

 

株式会社書泉について

株式会社書泉は、「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。

 
<「書泉と、10冊」企画について 書泉コメント>

昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。

そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。

この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本をお届けしていきます。

第1弾の「鉄腕ゲッツ行状記-ある盗賊騎士の回想録-」白水社刊も順調にご予約いただき、933冊の予約に店頭販売分を含め1,400冊の重版となりました。引き続き店頭、オンラインにて販売しております。
また、第2弾の「復刻版バスジャパンハンドブック 東京交通局」「同 神奈川中央交通」「同 東急バス」も3冊累計で400冊を超える販売数となっております。第3弾の「堕天使拷問刑」早川書房刊は3,000冊を超える予約をいだたき、今回の飛鳥部勝則先生の著作「黒と愛」(早川書房刊)、「鏡陥穽」(文藝春秋刊)を続けて復刊することにもつながりました。

引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけをお待ちしております。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です