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飛鳥部勝則さん〈純愛本格ホラーミステリ〉『堕天使拷問刑』が「書泉」限定復刊

早川書房は書泉と協力して、飛鳥部勝則さん著『堕天使拷問刑』を書泉限定復刊します。9月30日(土)まで、芳林堂書店・書泉各店と、書泉オンラインにて予約を受付けます。

 

「書泉と、10冊」第3弾はネットで4万円で販売されている『堕天使拷問刑』

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社・著者が協力して重版・復刊していくものです。

 
その第3弾は、株式会社書泉のもう1つの屋号である「芳林堂書店」から株式会社早川書房の担当者に長年相談されていた『堕天使拷問刑』になりました。

2008年に出版されましたが、重版、文庫化、電子化すべてされておらず、流通量が少ない本作。ミステリーファンの口コミで「なぜあのとき買わなかったのか?」「読んでみたいと思ったときには、いろんなサイトで高額がついていて手が出なかった一冊」「図書館で読んだけど、手元においておきたい一冊」というコメントがたくさんあがっている作品です。

 
今回の企画を起案した芳林堂書店高田馬場店の店長も作品の熱烈なファンの一人であり、「ぜひ全力で売ってみたい一冊」として長年重版のリクエストを早川書房の担当者に繰り返し話していました。

今回「書泉と、10冊」という企画の中で改めて相談し、芳林堂・書泉での重版独占販売というスタート地点に立つことができました。

 
なお、復刊にあたり、画家でもある著者・飛鳥部さんの個展で特別に配布されていた短編「魔女考」の再録版を付け、芳林堂書店・書泉限定版というカタチで発売。同時に「魔女考」と書き下ろし短篇が付いた有償特典版も発売されます。予約締め切りは9月30日(土)までとなっています(商品のお届けは10月下旬となります)。

 
【あらすじ】

魔術崇拝者の密室怪死に一族の女3人斬首事件。そんな異常な出来事が起こる町で、少年は「月へ行きたい」とつぶやく少女と出会う。それが新たな悲劇を……

唯一無二の純愛本格ホラーミステリ!

 

この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん

鮎川哲也賞でデビューされた推理小説家、飛鳥部勝則先生。画家でもある先生の独特な雰囲気とジャンルを横断する作風で熱烈なファンが多くいらっしゃいますが、2010年以降長編新作を発表されておりません。メーラーを遡ると、私が早川書房さんに初めてお願いをしたのは2020年1月のことでした。その際は諸事情にて実現できなかったことが、時を経て実現できる、という電話を頂いたときには、年甲斐もなく大きく吼えていました。願い続けた『堕天使拷問刑』を新刊で買って読める世の中へ。世界は変わります。皆で楽しみましょう。

 

早川書房 編集担当 吉田さん コメント

出版から15年、早川書房でも濃密で斬新な本書をいつの日かまた陽のあたる場所へ送り出したいと思っていました。

 
そんな時に「中世への旅」シリーズ企画での実績と情熱を山本店長が当社にぶつけてきてくださりました。甦った堕天使がみなさまの元に舞い降りますように。

 

著者・飛鳥部勝則さん コメント

15年前に出版された約千枚の長編が復刊されるという奇跡に、眩暈がするほど喜んでいます。この間に、『堕天使拷問刑』を読みたい、とか本の形で持っていたい、という読者の声は耳にしていたのですが、応えることができずにいました。今度こそ、どうかお手元に届きますように。

 

『堕天使拷問刑』概要

 
【書泉限定版】

特典(1):「魔女考」再録版小冊子

販売価格:3,200円(税抜き)

特典「魔女考」再録版小冊子

特典「魔女考」再録版小冊子

 
【書泉限定有償特典版】

特典(1):「魔女考」再録版小冊子
特典(2):飛鳥部勝則さん書きおろし短篇「針女」小冊子
※予約先着順で著者直筆サインが書籍に入ります。数に限りがあります。予定数に達し次第受付終了となります

販売価格: 4,400円(本体価格3,200+1,200円(税抜き)

 
■予約受付け店舗
◎書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2893705
◎書泉オンライン楽天店:https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000000978/
◎芳林堂書店 高田馬場店、みずほ台店
◎書泉グランデ、書泉ブックタワー

■予約〆切日:2023年9月30日(土)
■商品お届け予定日・店頭発売日:2023年10月31日(火)

 


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