佐月実さん〈第1回黒猫ミステリー賞〉受賞作『ミナヅキトウカの思考実験』が刊行
産業編集センターは、第1回黒猫ミステリー賞受賞作を書籍化した、佐月実さんによる〈思考実験をもとに事件の真相を暴き出す超常×解決ミステリー〉『ミナヅキトウカの思考実験』を刊行しました。
残念ね…これは怪異ではなく、単なる人間の犯行――
【あらすじ】
第1回黒猫ミステリー賞受賞作!
水崎大学数学科に通う神前裕人(かんざき・ひろと)は、ひょんなことから殺人事件の現場に遭遇。被疑者として警察署に連行されてしまう。
嫌疑をかけられたままの状態に不安を感じた裕人は、刑事の促しに応じる形で、自身が通う大学の怪異研究会に足を運ぶことに。そこでオカルトマニアの水無月透華(みなづき・とうか)との出会いを果たした裕人の日常は、その日を境に一変。透華に振り回されながら、さまざまな事件の現場に足を踏み入れていくことに……。
街中で突如燃える女、棺の内側から響く物音、目だけくり抜かれた死体――怪異の仕業とも取れる事件の真相を、「思考実験」をもとに導き出す超常×解決ミステリー!
〔目次〕
一話 マクスウェルの悪魔
二話 シュレーディンガーの猫
三話 中国語の部屋
四話 スワンプマン
五話 功利の怪物
著者プロフィール
佐月実(さつき・みのり)さんは、1998年生まれ、茨城県出身。水戸市在住。理学部卒業。専門は数学。大学在学中にデビューを目指すも吉報なく、現在は駆け出し社会人として日々邁進中。「みんな働きながら書いてるって正気か……?」と軽く絶望している。
趣味は読書、(カード)ゲーム、アニメ鑑賞。特技は餃子の皮包み。好きなテーマは蠱惑魔。VTuberに推しがいる。本作がデビュー作。
黒猫ミステリー賞とは
「黒猫ミステリー賞」は、広義のミステリー小説を募集する文学賞です。
探偵小説やイヤミスはもちろんのこと、ホラーやSF、時代劇などの要素を持っていても構いません。
ジャンル、設定にとらわれない自由で大胆な発想の作品を広く募集します。
なお、第2回「黒猫ミステリー賞」の原稿募集は2023年9月25日に締め切りとなっています。
★「黒猫ミステリー賞」公式サイト:https://www.shc.co.jp/book/kuroneko/
ミナヅキトウカの思考実験 佐月 実 (著) |
【関連】
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