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「え、そうだったの!? 」が満載!池田清彦さん『驚きの「リアル進化論」』が刊行

「ホンマでっか!? TV」でもおなじみ、生物学者・池田清彦さんが「進化論の今」を語る『驚きの「リアル進化論」』が扶桑社より刊行されました。

実証と反証を繰り返してきた進化論の歴史、遺伝子工学が炙り出した「ネオダーウィニズム」の矛盾、「構造主義進化論」という新たなアプローチまで語り尽くす、知的エンターテインメントです。

 

「ネオダーウィニズム」とは?

「ネオダーウィニズム」とは、「ある生物の遺伝子に突然変異が起こり、環境により適応的な変異個体が自然選択によって集団内に広がり、その繰り返しで生物は環境に適応するように進化する」という理論のことです。

 
19世紀の半ばにダーウィンが提唱した「進化論」に修正を加え、メンデルの「遺伝学説」やそのほかのアイデアを合わせたこの理論を、多くの人はいまだに信奉し続けています。

しかし、「この理論で進化のすべては絶対に説明できない」と著者である生物学者の池田清彦さんは語ります。

 
本書では、メディアでおなじみの著者が、進化論の歴史をたどりながら、ネオダーウィニズムの矛盾を突き、最新の知見にもとづいた「もっとも合理的な進化論=リアル進化論」をわかりやすく解説。知的好奇心をくすぐり、誰かに話したくなる要素が満載の一冊です。

 

本書の構成

第1章 「種は不変」と「生物の多様性」のせめぎ合い

第2章 「進化論」の誕生と拒絶反応

第3章 科学になった「進化論」

第4章 ネオダーウィニズムの限界と「構造主義進化論」

第5章 「構造主義進化論」で「種の起源」から振り返る

 

著者プロフィール

池田清彦(いけだ・きよひこ)さんは、1947年生まれ、東京都出身。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。

山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。

生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある。フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。

著書に『騙されない老後』『平等バカ』『専門家の大罪』(ともに扶桑社新書)、『SDGsの大嘘』『バカの災厄』(ともに宝島社新書)、『病院に行かない生き方』(PHP新書)、『年寄りは本気だ:はみ出し日本論』(共著、新潮選書)など多数。また、「まぐまぐ」でメルマガ「池田清彦のやせ我慢日記」(http://www.mag2.com/m0001657188)を月2回、第2・第4金曜日に配信中。

 

驚きの「リアル進化論」 (扶桑社新書)
池田 清彦 (著)

え、そうだったの?
「進化論の今」を知る最適の一冊!
これが「ほんとうの進化論」です!

●「進化」という概念を初めて論じたラマルク
●ダーウィンの「進化論」に影響を与えたマルサスの「人口論
●「用不用説」と「自然選択説」の違いとは?
●「ネオダーウィニズム」という折衷説
●分子レベルの変異に自然選択はかからない
●「遺伝子を取り巻く環境の変化」で形質は大きく変わる
●生物の劇的な多様化は地球環境激変の時期に起きている
●大進化はアクシデントで起こる……etc.

 


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