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84歳・養老孟司さん×75歳・池田清彦さんが大放談!『年寄りは本気だ』を刊行

養老孟司さん・池田清彦さん著『年寄りは本気だ はみ出し日本論』

養老孟司さん・池田清彦さん著『年寄りは本気だ はみ出し日本論』

解剖学者・養老孟司さん(84歳)と、生物学者・池田清彦さん(75歳)が、疾病、災害、AI化、戦争、長寿社会など、この国の難題を語り尽くした対談本『年寄りは本気だ はみ出し日本論』を新潮社より刊行しました。

 

怖いモノなしの二人が、おなじみのあの口調でブツクサと憂国談義!?

「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を語り尽くします。

 
【本書の概要】

「SDGsはスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。
ワクチンの今後から、2038年の大災害予想、戦争への態度、猫の長寿、AIが及ぼす影響まで、年を重ねた二人が本気で語った全8章のシン・ニホン論。二人がたどり着いた意外な結論とは……!?

 
<著者コメント>

「自分の本なのに、読みかえしたらおもしろくて一気読みしてしまった」
(養老孟司さん)

「「環境問題」の内容が変わってきている。人間の活動によってもたらされる厄災として、広義に捉えるなら、感染症や戦争も含まれる。旧知の養老さんと縦横無尽に語れて、楽しかった」
(池田清彦さん)

 

本書の構成

第一章 この国にはそもそも「モノサシ」がない

第二章 お金と頭は使いよう

第三章 A I化する人間

第四章 非戦闘的有事に備えよ

第五章 安全保障としての環境問題

第六章 環境問題と経済成長は表裏一体

第七章 流域思考とカーナビ思考

第八章 日本人の幸せって

 

著者プロフィール

(c)homa

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■養老孟司(ようろう・たけし)さん

1937(昭和12)年生まれ、鎌倉出身。解剖学者。東京大学医学部卒業。東京大学名誉教授。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞。

著書に『唯脳論』『バカの壁』『手入れという思想』『遺言。』『ヒトの壁』など多数。池田清彦さんとの共著に『ほんとうの環境問題』『正義で地球は救えない』など。

 
■池田清彦(いけだ・きよひこ)さん

1947(昭和22)年生まれ、東京都出身。生物学者。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学、早稲田大学名誉教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている。

著書に『構造主義生物学とは何か』『構造主義と進化論』『分類という思想』『新しい生物学の教科書』、近著に『SDGsの大嘘』などがある。

 

年寄りは本気だ: はみ出し日本論 (新潮選書)
養老 孟司 (著), 池田 清彦 (著)

「この国にはモノサシがない」――碩学のふたり、ブツクサと大放談! 「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を断じる。「SDGsはただのスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。84歳と75歳が、日本のほんとうの難題を語り尽くす。

 


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