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「青春ゲシュタルト崩壊」丸井とまとさん最新作『まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法』が刊行

『青春ゲシュタルト崩壊』で知られる丸井とまとさん著『まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法』がことのは文庫より刊行されました。装画はTwitter17.4万・Instagram6.6万フォロワーの、まかろんKさんが担当。

 

心に傷を負った四人の他人同士が、ハーブ香る吉祥寺のシェアハウスで生きる力を取り戻す

『まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法』は、世代や性別を問わず、さまざまな「疲れた人たち」が集まる吉祥寺のシェアハウスが舞台。仕事やプライベートのトラブルなどで、行き場のなくなってしまい、シェアハウスへ集まってきた人たちが、ひとつずつ乗り越えて再び立ち上がっていくヒューマンドラマ作品です。

 
【あらすじ】

職場のストレスで倒れ、休職してしまった社会人四年目のちよこ。
行き場のない彼女はある日、吉祥寺にあるシェアハウスを紹介される。

そこには管理人の春枝をはじめ、歳の近い女性が苦手な史人、不登校中の中学二年生・柚紀など、世代や性別を問わず、さまざまな「疲れた人たち」がいた。

泣くのが下手になったすべての人へ贈る、ハーブの香り漂う、優しい再起の物語。

 
<一足先に作品のゲラを読んだ書店関係者の感想>

何らかの傷を抱える人たちが集まって、そんな人たちがどうにか乗り越えていくシェアハウスの話だけれども、特別で完璧な聖人のような人が全て解決していくわけではない所が素敵でした。
日常的にあるのにちょっとしたことで立ち直れないほど折れてしまう悩みも、うまくできないことへの焦燥も、読んでいて身につまされる思いでした。
でもそれを乗り越えていこうとするきっかけをくれるのは、後悔を抱えた隣人たちの次はもっと良くしたいという気持ちからくる思いやりで、それに応え奮いたつ勇気をもてた当人たちに胸が熱くなりました。
その人の全てを知った上での尊敬でなく、たとえ一面しか知らなくても優しくありたいと想ってくれている真実だけで、こんなにも美しくささえあっていけるのだなと思いました。
(書店関係者)

みんな思うように生きられなくて、思うような自分でいられない。
全てが上手くいかなくても心休まる場所があれば笑顔でいられると、元気と前向きな気持ちをもらえました。
春枝さんの温かさや空気感に、読んでいる私も心解されていきました。
完璧にこなす必要なんてない――。
忙しない日常を窮屈に思っている人にぜひ読んでいただきたいです。
(書店関係者)

普通であるとか、要領良く振る舞うとか、そんな周りが決めたことに心からが疲れて、ぽろぽろと泣いているような彼女たちが暮らすシェアハウス。
そこのご主人・春枝さんはとにかくどんなことも肯定してくれて、温かくて癒やしの存在。
そんな春枝さんの淹れてくれる真心のこもったハーブティーは傷んだ心をお手当てしてくれる力がある。
住人たちのかけあう言葉も優しさが溢れていて、じわじわっと心に効いていきます。
ちよこちゃんがごはんを美味しいと感じられたとき、黄色いスカートをはいて勇気をだして自分の気持ちを伝えられたときは嬉しかったです。
「おかえり」と「ただいま」が愛しく温かく心に響くお話でした。
(書店関係者)

ハーブティーの香りに包まれたシェアハウスで、優しさを分け合って元気になっていく登場人物達。
なんて素敵な居場所だろう!と、読んでいて心がポカポカしました。
様々な場所でがんばりすぎて疲れてしまった、シェアハウスの住人達。
みんなの心と身体が解れていく様子がとても良いです。
周囲の人達に求められる「普通」に悩まされたり、自分に完璧を求めてしまったり。
息苦しさでいっぱいになることって、たぶんいろんな人が経験していると思います。
そんな息苦しさをそっと解放してくれるような、優しい作品でした。
そしてハーブティーが大好きな私にぴったりの作品でした!
良い香りが漂ってきて、元気ももらえました。優しい優しい作品を、ありがとうございました!
(書店関係者)

私もここに住んでみたいです!ハーブティーも飲みたいし!
自分の気持ちを上手く表現できないからこそ、他人の気持ちに敏感になれる。
そんな人たちと「ただいま」「おかえり」と言い合いたいです。
お互いが支え合って生きていってることを実感できるのって結構貴重なことなんじゃないかな。
(書店関係者)

 

著者プロフィール

 
■著者:丸井とまと(まるい・とまと)さん

東京都出身。2016年『素直になれない7センチ』(スターツ出版)にてデビュー。

他に『青春ゲシュタルト崩壊』『世界が私を消していく』『青春リセット』(以上スターツ出版)、『青くて、溺れる』(KADOKAWA)など著書多数。コミカライズ原作も多く手掛ける。

ことのは文庫では、本作が『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』に続く2作目となる。

★Twitter:https://twitter.com/maruitomato

 
■装画:まかろんK(まかろんけー)さん

イラストレーター。中田永一さん著『ダンデライオン』(小学館)など書籍装画多数。イラスト集に『Moment』(KADOKAWA)がある。

ことのは文庫では丸井とまとさん著『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』の装画を担当。

★Twitter:https://twitter.com/macaronk1120

 

オトナ女子向け文芸レーベル【ことのは文庫】について

「心に響く物語に、きっと出会える」

ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、『陰陽師と天狗眼』シリーズ、『妖しいご縁がありまして』シリーズなどなど様々な作品が登場しています。新作は毎月20日ごろに発売。

 
★ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
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まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法 (ことのは文庫)
丸井とまと (著), まかろんK (イラスト)

「大丈夫。うちにいらっしゃい」
ここは、疲れた人たちが休む場所。

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『青春ゲシュタルト崩壊』著者の新境地!

 


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