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嘘つきな彼女と彼の心を繋いだのは、14年の歴史を誇る「文化祭伝説の焼きそば屋」だった!丸井とまとさん『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』刊行 〔ことのは文庫 9月〕

丸井とまとさん著『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』(装画:まかろんKさん)

丸井とまとさん著『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』(装画:まかろんKさん)

マイクロマガジン社は、オトナ女子向け文芸レーベル「ことのは文庫」より、丸井とまとさん著『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』(装画:まかろんKさん)を9月18日に刊行しました。

限定の書き下ろしSS(ショートストーリー)や、作中にも登場する富士宮焼きそばのレシピなど、コンテンツ盛りだくさんの特設ホームページも公開中です。

 

舞台は東京、八王子! 文化祭伝統の「富士宮やきそば屋」を通してクラスがひとつに結ばれていく過程を描いた、青春ストーリー小説

 
<『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』』あらすじ>

「これから半年以内に、貴方の運命を変える出来事が起こるわ」
高校一年生の遠藤彩(えんどう・あや)が、不思議な占い師にそう言われてから数日後。確かに運命は変わりはじめた。

周りから浮かないように振る舞う彩と石垣渉(いしがき・わたる)は、クラス内でも目立つ存在だが、お互いに対して苦手意識を持っていた。
ある日、彩は渉が同性の恋人に振られたことを知る。

「……気持ち悪いって思うだろ」
「思わないよ。誰に恋しようと、そんなの自由じゃん」

秘密を知られて動揺する渉にそう告げた彩にも、実はある秘密があった。

そんな二人が、高校生活初の文化祭で、クラス担任からいきなり指名され、「文化祭名物《伝説の富士宮やきそば屋》」のリーダーを任されることに。

「どうしてリーダーに選んだんですか]
「選ばない理由がなかったからだよ」

人を食ったような発言をした担任の高井戸先生は、どうやら何かを企んでいるようで――。

★『赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭』特設サイト:https://kotonohabunko.jp/special/akaao/

 
【書店員、レビュアーからの感想】

「好きになるのに理由なんかいらない。それなのに好きになってしまったことに「なんで」と悩んでしまう。
同性を好きになってしまった葛藤と周囲の偏見に心を閉ざす彼と彼女が、勇気を出して振り絞って踏み出した一歩に心を動かされました。
読んだ後の視界が鮮やかさといったら……!
この本を読む前には気づかなかった世界のさまざまな色に、気付かされます。
この本に出会えた事が嬉しいです。」
(未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん)

「普通という枠にはまらない事は不安だし勇気が必要だと思う。
赤でも青でも無い自分の色を大切に思えた時に気持ちにも人との関係にも変化が生まれる。
読み終わった後に改めて自分が大切にしたいものは何なのか確認がしたくなった。
私の学生時代にも高井戸先生みたいな先生に居て欲しかったな。」
(明文堂書店 書店員)

「高校一大イベントの文化祭を通し、入学したてのまだぎこちない一年生のクラスが次第に団結していく青春物語。
ヒエラルキーが定まったクラス内で、普段絡む事のない人との関わりが刺激になり、多感で不安定な心に少しずつ彩りが加わり視野が広がる姿に感銘を受けた。
偏見を捨て同じ目線で対話する事の大切さを教える作品。
静岡B級グルメ「富士宮やきそば」が凄く美味しそうで、作中でもいい味が出てました。」
(未来屋書店 書店員)

「とても面白かったです。
多感な時期で、過去の事で人との関わりに壁を作っていた5人が、文化祭のリーダーにされたのをきっかけに、過去を克服し前を向いて、目標に向かっていく。
最後は努力が実り文化祭は大成功に終わる。
この作品は、今の私たちの状況に希望を与えてくれるものだと思います。
また、主人公たちと同じ年代にも希望を与えてくれる作品だと思います。
作中の主人公達が夏祭りに行ったり、文化祭を楽しむ姿は羨ましく、早く終わりの見えない今の状況から抜け出したいとも強く思いました。
この作品を通して、特に10代の方たちに青春を体験してもらえたら、と思います」。
(福家書店 書店員)

 

 

著者プロフィール

著者の丸井とまとさんは、2016年『素直になれない7センチ』(スターツ出版)にてデビュー。

他に『檸檬喫茶のあやかし処方箋』(一二三文庫)、『青くて、溺れる』(KADOKAWA)、『青春ゲシュタルト崩壊』(スターツ出版)など著書多数。

好きなことはe-Sports観戦と入浴剤集め。

 

オトナ女子向け文芸レーベル【ことのは文庫】について

「心に響く物語に、きっと出会える」

ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、『わが家は幽世の貸本屋さん』や『神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル』『極彩色の食卓』など様々な作品が登場しています。新作は毎月20日に発売。

 
★ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
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赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭 (ことのは文庫)
丸井とまと (著), まかろんK (イラスト)

 
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赤でもなく青でもなく 夕焼け檸檬の文化祭| ことのは文庫

 


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