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矢野顕子さんが翻訳!児童文学賞W受賞の絵本『ホットドッグ』が刊行

アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られるコルデコット賞2023と、世界的な絵本の新人賞であるエズラ・ジャック・キーツ賞をW受賞した、ダグ・サラティさん作・絵『ホットドッグ』がGakkenより刊行されました。飼い主と犬との絆が夏の爽快感たっぷりに描かれた物語を、ミュージシャンの矢野顕子さんが翻訳。

 

児童文学賞W受賞の話題の絵本『ホットドッグ』あらすじ

 
【あらすじ】

うだるような暑さの夏の大都会。普段であれば楽しいお散歩タイムですが、この暑さにさすがの犬もギブアップ、もうバテバテです。

そこで、飼い主の女性は、愛犬とともに海へと出かけます。
ふたりは砂浜で、のびのびとした時間を過ごします。

 

翻訳を務めるのはニューヨーク在住のミュージシャン・矢野顕子さん

絵本の舞台は大都会・ニューヨーク。
また、作者のダグ・サラティさんはニューヨーク在住です。そこで、実感を持って翻訳できる方ということで、ニューヨークに長く住んでいる矢野顕子さんに依頼があったそうです。

原書の絵本も気に入った矢野さんは、「あー、ここはあそこね」と具体的な場所もご存じ。散文調のシンプルな原文が、作詞や作曲を手がける矢野さんの手によって、子どもたちにもわかりやすい軽やかでリズムのよい文章に翻訳されています。

 
<訳者コメント>

このお話にかかわれて、本当にうれしいです。
よくぞ、矢野顕子に和訳をさせてくださったと感謝でいっぱいです。
犬も飼い主も、この本を読んでいるあなたもわたしも、
みんなで、この暑い1日を楽しみましょうね!
――矢野顕子

 

著者プロフィール

 
■著者:ダグ・サラティさん

2014年にスクール・オブ・ビジュアル・アーツのMFAイラストレーション・アズ・ビジュアル・エッセイ・プログラム卒業。2015年センダック・フェローに選ばれる。ニューヨークを拠点として活動している。

本書『ホットドッグ』は、ダグ・サラティさんがはじめて絵と文章の両方を手がけた作品である。本書で2023年コルデコット賞受賞とエズラ・ジャック・キーツ賞をW受賞という快挙を達成。

 
■訳者:矢野顕子(やの・あきこ)さん

1976年、アルバム「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。
以来、YMOとの共演や様々なセッション、レコーディングに参加するなど、活動は多岐にわたる。rei harakamiさんと「yanokami」、森山良子さんとの「やもり」をはじめ、上妻宏光さん、石川さゆりさん、上原ひろみさん、YUKIさんなど、様々なジャンルのアーティストとの共演も多い。ニューヨーク在住。

 

ホットドッグ
ダグ・サラティ (著, イラスト), 矢野顕子 (翻訳)

うだるような暑さの夏の大都会。普段であれば楽しいお散歩タイムですが、この暑さにホットドッグ似の犬もギブアップ、もうバテバテ。そこで飼い主の女性が取った行動は…。夏のけだるさや避暑地の爽快感を見事に描いた絵本。2023年コルデコット賞、エズラ・ジャック・キーツ賞の2冠受賞絵本!

 


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