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『歌舞伎町アンダーグラウンド』刊行記念!著者・本橋信宏さん×写真家・ヤン・スンウーさんオンライントークイベントを開催

本橋信宏さん著『歌舞伎町アンダーグラウンド』が駒草出版より刊行されました。これを記念して、紀伊國屋書店にて本橋信宏さんと写真家・ヤン・スンウーさんによるオンライントークイベントが5月18日(木)に開催されます。

 

「全裸監督」原作者による東京の異界シリーズ最新作『歌舞伎町アンダーグラウンド』について

【書籍の内容】

すべての欲望を飲み込むこの街で“かぶく”者たちの群集劇がはじまる――。

歌舞伎町最大の悲劇――2001年9月1日未明に起きた「明星56ビル火災」は44人もの死者を出した。このビルにまつわる人物たちが交錯したことが、本書を書き下ろすきっかけともなった。

悲劇を知る人物たちを追いかける……それは東洋一の殷賑地帯、新宿歌舞伎町を追う旅でもあった。

戦後、焼け野原の街を復興させるべく、地元有志が歌舞伎劇場の建設を目指したものの、主役の歌舞伎劇場がなかなかやってこない。
街は主役不在のまま歴史を刻みはじめる。

やがて、未完に終わった歌舞伎劇場の怨念か、歌舞伎町は女と男がかぶく街になった。

歌舞伎町は、靖国通りを四角形の下辺とすると、上辺は職安通り、向かって左側は西武新宿駅前通り、右側は明治通りになる。

四角いエリアの真ん中を昭和初期に暗渠にして通ったのが花道通りだ。

花道通りは歌舞伎町の中央を横切るまさに花道であり、この道から靖国通りまでを歌舞伎町一丁目、反対側の職安通りまでを歌舞伎町二丁目と分けている。

歌舞伎町一丁目はJR新宿駅から流れてくる人々を吸い込む、いわば“表の歌舞伎町”であり、ひらけたエリアである。都内最大級のシネコン「TOHOシネマズ新宿」をはじめ、超高層ホテル「ホテルグレイスリー新宿」が入るビルとして人気を集め、最近ではこの建物の足下に蝟集し、倦怠感をちらつかせる若者たちを「トー横キッズ」と呼んでいる。

一方、歌舞伎町二丁目は“ディープ歌舞伎町”とでもいうべきエリアである。

このさほど広くない歌舞伎町には、人間の欲望を満たす施設がすべてそろっている。

ぼったくりの帝王、ヒットマン、伝説のヤクザ、ナンバーワンキャバ嬢――本書に登場する男女によって、今、歌舞伎町は脈動をはじめる。

そして、あなたの知らなかった歌舞伎町の全貌がここに明らかになる……!

 

「『歌舞伎町アンダーグラウンド』(駒草出版)刊行記念 著者・本橋信宏×写真家・ヤン・スンウー オンライントークイベント」開催概要

今回のイベントでは、1969年に13歳で初めて歌舞伎町に足を踏み入れ衝撃を受けた本橋信宏さんと、1996年に来日、歌舞伎町を撮り続けている写真家のヤン・スンウーさんが、この街の魅力について語りあいます。

 
■開催日時:2023年5月18日(木)19:00~20:00(予定)

■会場:Zoom(オンライン)

■参加費
◎視聴チケット:1,000円
◎サイン本付き視聴チケット:3,000円(書籍代1,760+チケット代・送料込み)

■参加方法:2023年5月18日(木)19:00までにPeatixサイト(https://peatix.com/event/3565030/view)にてチケットを購入してください。

★詳細:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1680226213/

 

登壇者プロフィール

 
■本橋信宏(もとはし・のぶひろ)さん

1956年生まれ、埼玉県所沢市出身。早稲田大学政治経済学部卒業。集合写真で「一人おいて」とおかれてしまった人物、忘れ去られた英雄を追いつづける。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論。

主な著書に『裏本時代』『AV時代』( 以上、幻冬舎アウトロー文庫)、『新・AV 時代 悩ましき人々の群れ』(文藝春秋)、『心を開かせる技術』(幻冬舎新書)、『< 風俗体験ルポ> やってみたらこうだった』『東京最後の異界 鶯谷』『戦後重大事件プロファイリング』(以上、宝島SUGOI 文庫)、『東京の異界 渋谷円山町』(新潮文庫)、『上野アンダーグラウンド』『新橋アンダーグラウンド』『高田馬場アンダーグラウンド』(以上、駒草出版)、『エロ本黄金時代』(東良美季さんと共著/河出書房新社)、『全裸監督 村西とおる伝』(新潮文庫)、『出禁の男 テリー伊藤伝』(イースト・プレス)等。

 
■梁丞佑(ヤン・スンウー)さん

韓国出身。1996年来日。2000年日本写真芸術専門学校卒業。2004年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。2006年東京工芸大学大学院芸術学研究科修了。韓国、日本と活躍の場を広げ、骨太な創作を続けている。

2006年『君はあっちがわ 僕はこっちがわ』で第9回新風舎・平間至写真賞大賞、2016年『新宿迷子』で土門拳賞を受賞するなど受賞歴多数。写真集に『君はあっちがわ 僕はこっちがわ』(新風舎)、『人』『青春吉日』『The Last Cabaret』『ヤン太郎 バカ太郎』『TEKIYA 的屋』(以上、禅フォトギャラリー)など。

 

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歌舞伎町アンダーグラウンド
本橋 信宏 (著)

目次
プロローグ
第一章 歌舞伎町最大の惨劇を追う
第二章 ぼったくりの帝王と入れ墨の女王
第三章 不夜城の出自
第四章 ヤクザの街で暮らす女
第五章 職場は歌舞伎町
第六章 キャバクラ嬢、半生を打ち明ける
第七章 ホストの群れ
第八章 稼業の男たち
第九章 様々な色恋
最終章 旅の終わりに
あとがき

 
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