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特殊設定ミステリの先駆者・西澤保彦さん〈怒濤のどんでん返しミステリ〉『走馬灯交差点』が刊行

特殊設定ミステリの先駆者・西澤保彦さんが仕掛ける、怒濤のどんでん返しミステリ『走馬灯交差点』がホーム社より刊行されました。装画は、『路地裏ブラザーズ』『Disney Cruella: The Manga-BLACK,White,and Red』の漫画家・石江八さんが担当。

 

名手が27年ぶりに放つ、驚天動地の“特殊設定ミステリ”!

 
<大森望さん(書評家・翻訳家)推薦コメント>

特殊設定ミステリのパイオニアが仕掛ける怒濤のどんでん返しラッシュ。いったい何が起きているのか?  不朽の名作から27年、西澤保彦がふたたび“人格転移の殺人”に挑む。

 
【あらすじ】

大晦日の夜に起きた殺人事件を追う刑事・山名隆夫。捜査中、 彼は何者かによって橋から突き落とされてしまう。意識を取り戻した隆夫だったが、なんと目の前には“自分の幽霊”が――!?
高和(こうわ)県在住の大学生・染谷朝陽、父・直道、母・博子、祖母・裏田豊子、曽祖母・忽滑谷(ぬかりや)シズ/高和県警の刑事・山名隆夫、娘・興津凜花、凜花の夫・俊輔/レストランのオーナーシェフ・上茶谷(かみちゃたに)蓮、息子・ 圭以、娘・小園手毬(まり)/黒猫・メイズ……。
“特異体質”の一族が交差する、不可解な殺人事件の真犯人はいったい「誰」なのか!?

《本文より》
いまの時刻は午後三時半。辺りは、まだ明るい。けれど、それが幽霊であることは疑い得ない。
霊感なんてものとは本来無縁のはずのおれがこれほど、はっきりとしたかたちで心霊現象を体験するというのも驚きだが、それ以上に衝撃的な事実がある。
欄干の傍らに浮かんでいる中年男性の幽霊はどう見ても山名隆夫……他ならぬこの、おれ自身なのだ。(CROSS 2〈隆夫〉より)

 
【著者のことば】

ホラー映画によくあるPOV(主観ショット)のような趣向を小説で出来ないか? と思ったのが本書執筆のきっかけです。どういうふうに仕上がったのかぜひ確認してください。お楽しみいたただけると幸いです。
ーー西澤保彦

 

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著者プロフィール

著者の西澤保彦(にしざわ・やすひこ)さんは、1960年生まれ、高知県出身。アメリカ・エカード大学創作法専修卒業。 1995年『解体諸因』でデビュー。

『七回死んだ男』や〈匠千暁〉シリーズ、〈腕貫探偵シリーズ〉などSF要素のある本格ミステリ作品で人気を博す。近著に『夢魔の牢獄』『偶然にして最悪の邂逅』『スリーピング事故物件』『パラレル・フィクショナル』『異分子の彼女 腕貫探偵オンライン』などがある。

 

走馬灯交差点
西澤 保彦 (著)

殺人事件を捜査中の刑事が、何者かによって橋から突き落とされてしまう……。気が付くと目の前には“自分の幽霊”が――!?
怒濤のどんでん返しがラッシュする“特殊設定ミステリ”!
漫画家・石江八氏の手掛けるスタイリッシュなカバーイラストも必見!

 


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