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四字熟語の覆面カバーを巻いた「PHP文芸文庫・四字熟語フェア」を全国約300書店で開催

PHP研究所は3月中旬より、全国の書店で四字熟語の覆面カバーを巻いた「PHP文芸文庫・四字熟語フェア」を開催しています。

PHP文芸文庫は、小説・エッセイ・ノンフィクションを中心とした文芸作品の文庫レーベルです。今回、所収する約496タイトルから20作品を厳選し、それぞれの内容にマッチした「四字熟語カバー」をつけました。四字熟語だけを手掛かりにした、新たな本選びをお楽しみください。

 

PHP研究所では初の試み

今回のフェアは、編集会議中のちょっとした思いつきがきっかけで企画されました。各編集者が、キャッチコピー感覚で担当作品に合う四字熟語を選んだところ、そのハマり方は想像以上でした。この感覚をぜひ読者にも味わってもらいたいと考えたのです。

「一字千金」「天佑神助」「笑門来福」「抱腹絶倒」といった文字だけを刷ったシークレットカバーを巻くというのは、PHP研究所では初の試みです。

 
国内の書籍は、新刊だけでも1年間に約7万冊が出版されています。その中からじっくり吟味する楽しみもありますが、今回のフェアでは、時間をやりくりして書店に立ち寄る多忙な読者にも、パッと目につき、ピンときた本との偶然の出合いを楽しんでほしいという思いが込められています。

 
【四字熟語フェアカバー(50音順)】

愛別離苦 一字千金 一陽来復 因果応報 温故知新 起死回生 疑心暗鬼  驚天動地 権謀術数 呉越同舟 古今無双 孤立無援 四面楚歌 笑門来福 大器晩成 魑魅魍魎 天佑神助 不撓不屈 抱腹絶倒 妖怪変化

 
※組み合わせの一例は、「一字千金」が、今年が生誕100年にあたる国民的作家・司馬遼太郎さんの箴言集『人間というもの』。「笑門来福」は、宮部みゆきさんにとって「生涯、書き続けていきたい」作品に加わった時代小説『きたきた捕物帖』となっています。

 

ロングセラーから人気シリーズまで20タイトル

「四字熟語フェア」にラインナップされた作品は、時代小説、本格ミステリ、イヤミス、キャラ文芸、お仕事小説、エッセイ、箴言集などです。レーベル創刊時から売れ続けているロングセラーから、勢いのある若手作家の人気シリーズまで、20タイトルが選出されています。

 
<四字熟語フェア作品(50音順/敬称略)>

『相棒』五十嵐貴久
『あなたの不幸は蜜の味』宮部みゆき他
『生きていてもいいかしら日記』北大路公子
『一行怪談』吉田悠軌『白村江』荒山徹
『「黄金のバンタム」を破った男』百田尚樹
『官邸襲撃』高嶋哲夫墨龍賦』葉室麟
『きたきた捕物帖』宮部みゆき
『京都府警あやかし課の事件簿』天花寺さやか
『書店ガール』碧野圭
『すべての神様の十月』小路幸也
『逃亡刑事』中山七里
『独立記念日』原田マハ
『人間というもの』司馬遼太郎
『白村江』荒山徹
『爆撃聖徳太子』町井登志夫
『墨龍賦』葉室麟
『夢幻花』東野圭吾
『名作なんか、こわくない』柚木麻子
『利休にたずねよ』山本兼一
『我、弁明せず』江上剛

 

全国の書店で開催中

「PHP文芸文庫・四字熟語フェア」は、紀伊國屋書店グループ、丸善ジュンク堂書店グループをはじめ、有隣堂グループ、八重洲ブックセンター、三省堂書店、大垣書店グループ、喜久屋書店グループなど、企画趣旨に賛同した書店の協力があって実現したものです。北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の書店約300店舗で順次開催されています。

 
【四字熟語フェア展示の一例】

(紀伊國屋書店横浜店)

(紀伊國屋書店横浜店)

(有隣堂横浜駅西口店)

(有隣堂横浜駅西口店)

 

PHP文芸文庫について

2010年10月に、山本兼一さんの第140回直木賞受賞作『利休にたずねよ』をはじめ、あさのあつこさん、石田衣良さん、今野敏さん、高橋克彦さん、火坂雅志さんらの力作10点をそろえ、創刊されました。以来、「人間を味わう、人生を考える。」をキャッチコピーに刊行を続け、2023年10月に創刊13周年を迎えます。

 
東野圭吾さんの第26回柴田錬三郎賞受賞作『夢幻花』や、累計発行部数が200万部目前となった畠山健二さんの「本所おけら長屋」シリーズ、テレビドラマ化された『異邦人』(原田マハさん)、『相棒』(五十嵐貴久さん)、「婚活食堂」シリーズ(山口恵以子さん)など、良質な作品を提供し続けています。

 


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