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滝口悠生さん『ラーメンカレー』× 矢野利裕さん『学校するからだ』刊行記念トークイベントを開催

滝口悠生さん著『ラーメンカレー』(文藝春秋)と矢野利裕さん著『学校するからだ』(晶文社)の刊行を記念して、今野書店(東京・杉並)でお二人によるトークイベント「滝口悠生と矢野利裕の日常」が3月25日 (土)にオンライン&リアル開催されます。

 

「『ラーメンカレー』『学校するからだ』ダブル刊行記念トークイベント 滝口悠生と矢野利裕の日常」開催概要

今回のイベントでは、同世代の小説家と批評家である滝口悠生さんと矢野利裕さんが、お互いの新刊を端緒にしつつ、「記憶や経験を言葉にすること」「執筆の背景や営為そのもの」について、また、そのほかいろいろ、気になることについてざっくばらんに語り合います。

なお、来店参加の方についてはトークイベント終了後にサイン会も行われます。

 
■開催日時:2023年3月25日(土)13:00~14:30
※イベント終了後に、配信参加/来店参加の方ともに視聴できるアーカイブ配信を予定

■会場:今野書店地下1階(東京都杉並区西荻北3-1-8)+ オンライン(Zoom)

■参加費
◎来店参加:2,200円
◎配信参加:1,650円

■主催:今野書店

★詳細&申込み:https://peatix.com/event/3521823

 

登壇者プロフィール

 
■滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)さん

1982年生まれ。東京都八丈島出身、埼玉県育ち。2011年「楽器」で第43回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年『愛と人生』で第37回野間文芸新人賞、2016年「死んでいない者」で第154回芥川賞、2022年『水平線』で第39回織田作之助賞、2023年に同作品で第73回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『いま、幸せかい? 「寅さん」からの言葉』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』など。

 
■矢野利裕(やの・としひろ)さん

1983年生まれ、東京都出身。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。
「しばしばなされる『なぜ先生になろうと思ったのか』という質問に対しては、『GTOにあこがれて』と答えるようにしている」(本書より)。

文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作。

著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

 

ラーメンカレー
滝口 悠生 (著)

「すべての出会いは運命的だ」
言葉と記憶があふれ出す、旅の連作短編集

高校の同級生である、仁と窓目くんとけり子。
35歳、9月けり子がロンドンで結婚式を挙げることとなった。
結婚式をきっかけに、仁は妻の茜と、茜の古い友達をイタリアはペルージャに訪ねることになる。
一方、同じく結婚式に参列した窓目くんは、シルヴィという大学院生の女の子に恋に落ちてしまうのだった――。

学校するからだ
矢野利裕 (著)

ブラックでも青春でもない!
からだとことばが躍動する異色の〈学校×身体〉ノンフィクション

「shhh…」と小声を発して返事をそろえるサッカー部員、広島出身ではないのに広島弁を操るヤクザ的風貌の生活指導。旧エヴァを愛し、シン・エヴァに失望した生徒との対話、破格の走りで男子をごぼう抜きにした女子生徒、そして肝心なところで噛んでしまう著者自身──。現役教員の著者が、学校のなかの〈からだ〉と〈ことば〉が躍動するマジカルな瞬間を拾い集めた、異色の〈学校×身体〉ノンフィクション。

「大事なことはおうおうにして、対立するふたつのあいだに存在する。とりわけ、僕が学校現場で味わうマジカルな感触は、正論と現場のあいだに存在している。本書では、そのような学校をめぐる言説のなかで抜け落ちてしまうものを拾い集めたい。学校とは、生徒と教員がそれぞれの身体でもって生きられる場所だ。そんな躍動的な学校の姿を活写したい。多くの問題を抱えた部活動の制度に埋め込まれつつ、自由にグラウンドでボールを追いかけるような、そんな身体の躍動とともにある姿を。」
(「はじめに」より)

 
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