【第23回現代俳句大賞】俳人・齋藤愼爾さんが受賞

現代俳句協会は、広く現代俳句の発展に寄与した方を顕彰する「第23回現代俳句大賞」の受賞者を発表しました。

第23回現代俳句大賞が決定！

第23回現代俳句大賞の受賞者は次の通りです。

 
＜第23回現代俳句大賞 受賞者＞

◎齋藤愼爾（さいとう・しんじ）さん〔俳人、編集者、文芸評論家〕

 
受賞者の齋藤愼爾さんは、1939年、朝鮮京城府（現・韓国ソウル市）生まれ、山形県育ち。山形大学文理学部国文科中退。秋沢猛さん、秋元不死男さんに師事。1963年、深夜叢書社を設立。1973年、堀井春一郎さんらと『季刊俳句』を創刊。2010年『ひばり伝　蒼穹流謫』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『寂聴伝 良夜玲瓏』『続 寂聴伝 坫華微笑』『周五郎伝 虚空巡礼』『逸脱する批評　寺山修司・埴谷雄高・中井英夫・吉本隆明たちの傍らで』、句集に『永遠と一日』『陸沈』など。

 
選考委員は、中村和弘さん、寺井谷子さん、高野ムツオさん、対馬康子さん、秋尾敏さん、小林貴子さん、久保純夫さん、筑紫磐井さん、永井江美子さん、後藤章さん。

表彰式は、3月18日に「東天紅」上野店（東京都台東区）で開催の令和5年度現代俳句協会通常総会の席上にて執り行われる予定です。

現代俳句大賞について

現代俳句大賞は、現代俳句協会が主催し、広く現代俳句の発展に寄与し、優れた功績を残した方を顕彰する俳句賞です。

前身となる「現代俳句協会大賞」は、長年にわたって句作・俳論に顕著な業績を挙げ、俳句界の指導育成にも多大な貢献をした協会会員に贈られていましたが、2001年に「現代俳句大賞」と名称を変更し、協会外にも対象者を広げています。

 
【関連】
▼第23回現代俳句大賞は齋藤 愼爾氏に決定しました – 現代俳句協会