【第20回現代俳句大賞】俳人・黒田杏子さんが受賞

現代俳句協会は、広く現代俳句の発展に寄与した方を顕彰する「第20回現代俳句大賞」の受賞者を発表しました。

第20回現代俳句大賞が決定！

第20回現代俳句大賞の選考委員会が2月27日に開催され、次の通り受賞者が決定しました。

 
＜第20回現代俳句大賞 受賞者＞

◎黒田杏子（くろだ・ももこ）さん（俳人・エッセイスト）

 
受賞者の黒田杏子さんは、1938年生まれ。東京都出身。東京女子大学文理学部心理学科卒業。博報堂に入社し、雑誌『広告』編集長などを歴任し、定年まで同社に在籍。
大学入学と同時に「白塔会」に入会、山口青邨に師事。のち「夏草」に入会。1975年に夏草新人賞、1982年に句集『木の椅子』で現代俳句女流賞および俳人協会新人賞、1986年に夏草賞、1995年に句集『一木一草』で俳人協会賞、2008年に桂信子賞、2011年に句集『日光月光』で蛇笏賞を受賞。

 
選考委員は、中村和弘さん、寺井谷子さん、高野ムツオさん、伊藤政美さん、秋尾敏さん、対馬康子さん、小林貴子さん、柏田浪さん。

黒田さんには賞金30万円が贈られます。表彰式は10月25日、名古屋・名鉄ニューグランドホテルで開催される第57回現代俳句全国大会席上にて執り行われる予定です。

現代俳句大賞について

現代俳句大賞は、現代俳句協会が主催し、広く現代俳句の発展に寄与し、優れた功績を残した方を顕彰する俳句賞です。

前身となる「現代俳句協会大賞」は、長年にわたって句作・俳論に顕著な業績を挙げ、俳句界の指導育成にも多大な貢献をした協会会員に贈られていましたが、2001年に「現代俳句大賞」と名称を変更し、協会外にも対象者を広げています。

 
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