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【第78回現代俳句協会賞】井口時男さん『その前夜』が受賞

現代俳句協会は6月26日、第78回現代俳句協会賞の受賞作を発表しました。

 

第78回現代俳句協会賞が決定!

現代俳句協会は6月24日、第78回現代俳句協会賞の選考委員会を開催。2022年中に刊行された協会会員の句集の中から第一次選考(21編)を経て選出された最終候補(13編)について審査を行い、次の通り受賞作を決定しました。

 
<第78回現代俳句協会賞 受賞作品>

井口時男(いぐち・ときお)さん
句集『その前夜』(深夜叢書社)

 
受賞者の井口時男さんは、1953年生まれ、新潟県出身。東北大学文学部卒業。神奈川県の高校教員を経て1990年から東京工業大学の教員を務め、2011年3月に東京工業大学大学院教授を退職。1983年「物語の身体―中上健次論」で「群像」新人文学賞評論部門、1994年『悪文の初志』で第22回平林たい子文学賞、1997年『柳田国男と近代文学』で第8回伊藤整文学賞、2020年『蓮田善明 戦争と文学』で第70回芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)を受賞。

 
選考委員は、恩田侑布子さん、塩野谷仁さん、高岡修さん、照井翠さん、前川弘明さん、渡辺誠一郎さん。表彰式は11月3日(土)午後1時より「東天紅・上野店」にて開催の第60回現代俳句全国大会席上にて。

 

現代俳句協会賞について

現代俳句協会賞は、1947年に発足した現代俳句協会が同年に創設した俳句の賞です。現代俳句協会会員から協会賞に相応しいとして推薦された会員の句集のうち、最も優れた句集の作者を顕彰します。
なお、2012年度の第67回までは、協会会員から推薦を受けた会員が過去3年間の作品から50句抄を提出し、それを選考する形式でした。

また名称も、創設時は俳人・川端茅舎(かわばた・ぼうしゃ)の名を冠した「茅舎賞」としてスタートし、1954年度の第3回より現在の名称となっています。

 

その前夜
井口時男 (著)

 
【関連】
第78回現代俳句協会賞決定のお知らせ – 現代俳句協会

 


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