越境文学の新鋭グレゴリー・ケズナジャットさん『単語帳』が「U-NEXT」オリジナル書籍として配信開始
動画配信サービス「U-NEXT」は、近刊『開墾地』が芥川賞の候補に入った越境文学の新鋭、グレゴリー・ケズナジャットさんの短編小説『単語帳』を、U-NEXTのオリジナル書籍として配信開始しました。U-NEXTの月額会員の方であれば「読み放題」でご覧になれます。
グレゴリー・ケズナジャットさん『単語帳』について
★URL:https://video.unext.jp/book/title/BSD0000634061/
東京・神楽坂の居酒屋で僕が出会ったのは、同じ母語で、さらに同じ方言を話すマルコムだった。大学教員の僕と傷心旅行中だという翻訳者のマルコムはしかし、彼の要望から日本語で会話する。
現在は仕事もプライベートもほとんど英語の僕と、モフモフの翻訳につまずいたことをきっかけに言語と自分の関係に違和を覚えるようになったマルコム。分厚い単語帳を持ち歩き、旅行する目的とは? 第二言語の習得と個をめぐる短編小説。
★試し読み:https://video.unext.jp/book/view/BSD0000634061/BID0001066184?isSample=true
著者プロフィール
著者のグレゴリー・ケズナジャットさんは、1984年生まれ、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市出身。2007年、クレムソン大学を卒業ののち、外国語指導助手として来日。2017年、同志社大学文学研究科国文学専攻博士後期課程修了。現在は法政大学グローバル教養学部にて准教授。
2021年「鴨川ランナー」にて第二回京都文学賞を満場一致で受賞し、デビュー。同年、受賞作を収録した『鴨川ランナー』を刊行。最新作『開墾地』が第168回芥川賞の候補となる。
U-NEXTオリジナル書籍について
U-NEXTは2019年1月、動画配信サービスながら、1つのアプリで電子書籍も楽しめるサービスとしてリニューアル。そして2020年8月より、月額会員であれば追加料金なく「読み放題」で楽しめるオリジナル書籍を提供開始しました。
なお、これらのオリジナル書籍は、U-NEXTで先行配信したのち、1~3ヶ月を目処にKindleストア、Apple Booksなど他のプラットフォームでも提供されます。また、藤井清美さん『#ある朝殺人犯になっていた』、チョン・ミジンさん『みんな知ってる、みんな知らない』、秋吉理香子さん『息子のボーイフレンド』、小野美由紀さん『路地裏のウォンビン』、柴田哲孝さん『ジミー・ハワードのジッポー』、藤野千夜さん『団地のふたり』など一部作品は紙の書籍として販売されているので、全国の書店でも購入できます。
★「U-NEXT」オリジナル書籍一覧:https://video.unext.jp/book/originals/book
★公式Twitterアカウント:https://twitter.com/UNEXT_publish
【関連】
▼単語帳(書籍) – 電子書籍 | U-NEXT 初回600円分無料
◆芥川賞作家・諏訪哲史さん『昏色の都』刊行記念トーク&サイン会を開催 | 本のページ
◆『文學界』5月号で市川沙央さん芥川賞受賞第一作「オフィーリア23号」を発表 「第129回文學界新人賞」受賞2作の全文掲載も | 本のページ
◆最後に入る世界・お墓は私のためか誰かのためか? 吉村萬壱さん『みんなのお墓』が刊行 | 本のページ
◆高1男子2人がひとつの演劇を作り上げた――その衝撃の結末とは? 町屋良平さん『生きる演技』が刊行 | 本のページ