遠藤周作さん生誕100年記念展を応援しよう! 町田市がふるさと納税を募集
2023年は、町田市で暮らした作家、故・遠藤周作さんの生誕100年にあたります。
遠藤周作さんは、1963年から1987年まで東京都町田市玉川学園に居住し、『沈黙』や『侍』など多くの作品を生み出し、町田市民文学館ことばらんどの設立のきっかけにもなった作家です。この度、生誕100年を記念し、展覧会(2023年秋ごろ開催予定)を企画します。その展覧会を開催するにあたり、ふるさと納税を2023年1月5日まで募集しています。
遠藤周作さん生誕100年を記念する本展覧会では、遠藤文学を通して多くの人々、特に将来への希望が持てず、孤立や生きづらさを感じている若い世代を励ますメッセージを発信します。
ふるさと納税概要
■プロジェクト名:遠藤周作生誕100年記念展を応援しよう!
■募集期間:2023年1月5日まで
■寄附の使い途
『沈黙』の舞台となった長崎市に所在する「長崎市遠藤周作文学館」から直筆原稿や愛用品等の資料を取り寄せるなど、「遠藤周作生誕100年記念展」の開催に活用していきます。
■受付方法
(1) インターネットで受け付け
ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング内のプロジェクト専用ページ(https://www.furusato-tax.jp/gcf/1987)から受け付け
(2) 書面で受け付け
寄附申出書に必要事項を記入し、町田市財務部財政課へ郵送(〒194-8520 東京都町田市森野2-2-22)
■目標金額:1,504,000円
作家・遠藤周作さんについて
遠藤周作(えんどう・しゅうさく)さんは、1923年生まれ、東京都出身。12歳のときに洗礼を受けました。慶應義塾大学ではフランス文学を専攻し、堀辰雄さんや神西清さんなどの文学者と交流を持つようになり、卒業後の1950年、戦後初の留学生としてフランス・リヨン大学に留学。帰国後の1955年に『白い人』で第33回芥川賞を受賞し、文壇デビューを果たしました。
「日本人にとってのキリスト教受容」をテーマとした小説を残す一方、軽妙なユーモアあふれるエッセイで国民的作家となりました。1995年に文化勲章を受章。翌1996年、73年の生涯を閉じました。
町田市と遠藤周作さん
遠藤周作さんは、肺結核による3年に及ぶ入院生活の後、病後の身体を癒すため、1963年に緑豊かな町田市玉川学園に転居しました。この住まいを「狐狸庵(こりあん)」と名付け、以降「狐狸庵山人」の雅号を名乗るようになります。
1987年までの20余年を過ごし、『わたしが・棄てた・女』『沈黙』『侍』などの代表作のほか、「狐狸庵もの」「ぐうたらシリーズ」などユーモアエッセイを生み出しました。
「町田市民文学館ことばらんど」について
町田市民文学館ことばらんどは、1997年に遠藤周作さんのご遺族から蔵書等の約3,000点の資料を寄贈されたことがきっかけとなり、2006年10月27日に開館しました。
町田市ゆかりの作家、言葉や表現の楽しさを感じる企画、子どもに人気の絵本等をテーマにした展覧会を開催し、市民の文化活動の拠点となっています。また、図書館と連携した本の貸出や創作活動の場として、会議室の貸出も行っています。
★町田市HP「町田市民文学館ことばらんど」:https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/
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