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ふくやまけいこさんの80年代の名作が甦る!『エリス&アメリア ゼリービーンズ ふくやまけいこ初期作品集1』が刊行

ふくやまけいこさん作『エリス&アメリア ゼリービーンズ』(駒草出版)

ふくやまけいこさん作『エリス&アメリア ゼリービーンズ』(駒草出版)

ふくやまけいこさんのコミックス『エリス&アメリア ゼリービーンズ』が駒草出版より刊行されました。

 

SFファンタジーの世界で抒情あふれる物語を紡ぐ漫画家・ふくやまけいこさん

デビューを目指してアニメ研究団体「アニドウ」のアシスタントをした ふくやまけいこさんは、1981年7月、インディーズの形で個人画集『ふくやまジックヴック』を刊行します。

するとそのやわらかなタッチの可愛らしいイラストが大きな話題となり、なんと7版まで増刷されるほどの大ヒットとなりました。

 
これがきっかけとなって注目されはじめたふくやまさんは、同年10月に短編「地下鉄のフォール」が『FUSION PRODUCT』に掲載され、商業誌デビュー。

その後も『月刊アニメージュ』に連載された『東京物語』や、田中芳樹さん原作による『アップフェルランド物語』、『なかよし』に連載された『星の島のるるちゃん』『まぼろし谷のねんねこ姫』などで、幅広い層にわたる多くのファンを獲得します。

また2009年には『月刊COMICリュウ』で、手塚治虫さんの『ふしぎなメルモ』をリメイクした『メルモちゃん』を発表し話題となりました。

 

80年代のコミック界に衝撃を与えた、ふくやまけいこさんの原点がここに

そんな ふくやまけいこさんの懐かしい名作が甦る「初期作品集」第1弾には、1982年にマンガ雑誌『リュウ』にて掲載が始まった『エリス&アメリア』シリーズが登場。

 
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図書館で働く駆け出しの女性作家・アメリアはひとり気ままな独身生活。そんな彼女の日常に突然、11歳の少女・エリスが転がり込んできます。
自分のペースを乱されイラつくアメリアでしたが、快活なエリスの姿にだんだんと心開かれていき……
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血のつながらないふたりが“家族”になっていく姿を描いたSFヒューマンドラマの傑作です。
この連載作で、ふくやまけいこさんは漫画家としての本格デビューを果たしました。

 
本書にはさらに、商業誌デビュー作となった『地下鉄のフォール』や『雪影』など、どこか懐かしくて温かい気持ちになれる珠玉の短編も併録されています。

あなたも、ふくやまけいこさんの優しい世界に包まれてみてはいかがですか。

 

『エリス&アメリア ゼリービーンズ ふくやまけいこ初期作品集1』収録作品

『エリス&アメリア ゼリービーンズ』(「大きな星空 小さな部屋」「ゼリービーンズ」「ふたりの夏休み」「新しい友だち」「遠足日和」「Sleeping Beauty」「アメリア・イアハート」「ポジとネガとエリスちゃん」)

『地下鉄のフォール』

『守り猫』

『雪影』

帯コメント:浅田弘幸(『テガミバチ』『I’ll』)
付録:カラーピンナップ

 

著者プロフィール

ふくやまけいこさんは、1961年生まれ、東京都出身。漫画家。

『何がジョーンに起こったか』『ゼリービーンズ』『タップ君の探偵室』『東京物語』など著著多数。

 

 

エリス&アメリア ゼリービーンズ(ふくやまけいこ初期作品集1)
ふくやま けいこ (著)

あの懐かしい80年代のふくやまけいこの名作が甦る!
血のつながらないふたりが“家族”になっていく姿を描いたSFヒューマンドラマの傑作である表題作ほか、「地下鉄のフォール」「雪影」など、珠玉の短編も併録!!

 


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