本のページ

SINCE 1991

『裂けた明日』×『あなたの小説にはたくらみがない』刊行記念&「新潮社 本の学校」開校記念!佐々木譲さん×佐藤誠一郎さん特別対談映像を無料公開

(c)新潮社写真部

(c)新潮社写真部

新潮社が運営する新しいオンライン学習サービス「新潮社 本の学校」の10月1日開校を記念し、講師で編集者の佐藤誠一郎さんが作家・佐々木譲さんと対談しました。新潮社では、その映像を「新潮社 本の学校」ホームページ内で無料公開中(配信終了日未定)です。

 

『裂けた明日』佐々木譲さんと『あなたの小説にはたくらみがない』佐藤誠一郎さんが特別対談

佐々木譲さんは1979年にデビュー。山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、新田次郎文学賞、直木賞など数多くの賞を受賞してきたベテラン作家です。8月には新潮社より長篇小説『裂けた明日』を上梓しています。代表作である『警官の血』は韓国で映画化され、10月28日の日本公開を控えています。

 
佐々木譲さんの担当編集者を新潮社で長く務めた佐藤誠一郎さんも、この9月に新潮新書『あなたの小説にはたくらみがない』が刊行されたばかり。今回は新刊刊行が同時期に重なった、小説家と編集者による特別対談です。

 
とりわけ、佐々木さんの『ベルリン飛行指令』(1988年)は、佐藤さんにとって「自分の編集者人生40年を決めた」と振り返るほど、思いが深い作品です。

本作は、書下ろしシリーズ「新潮ミステリー倶楽部」の創刊ラインナップの一冊であり、また、多くの文学賞を受賞した『エトロフ発緊急電』、そして、『ストックホルムの密使』と続く、「第二次大戦秘話三部作」の幕開けを告げる作品でもあります。

 
「1987年末の羽田東急ホテル。プロットを伝える佐々木さんに、私の心は揺さぶられた――」

当時のエピソードに触れつつ、『あなたの小説にはたくらみがない』に登場する技法を引きながら、小説家と編集者が、「小説とは何か」を縦横無尽に語り合う対談となっています。

 
★『裂けた明日』×『あなたの小説にはたくらみがない』刊行 「新潮社 本の学校」開校記念 佐々木譲さんVS.佐藤誠一郎さん対談:https://shincho.hon-gakko.com/catalog/vNF2QMWSQUb8hTXiTbjND8lsPK02/video/1ae56b5b-c6a0-4359-9a84-562dfdd12c15

 

出演者プロフィール

 
■佐々木譲(ささき・じょう)さん

1950(昭和25)年生まれ、北海道出身。1979年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。1990(平成2)年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。2010年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。

著書に『ベルリン飛行指令』『ユニット』『天下城』『笑う警官』『駿女』『制服捜査』『警官の血』『暴雪圏』『警官の条件』『地層捜査』『回廊封鎖』『代官山コールドケース』『憂いなき街』『沈黙法廷』『抵抗都市』などがある。

 
■佐藤誠一郎(さとう・せいいちろう)さん

1955年生まれ。編集者。東京大学文学部卒業。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。

日本冒険作家クラブ主催第1回日本赤ペン大賞受賞。「新潮社 本の学校」で講義を担当。

 

裂けた明日
佐々木 譲 (著)

〈避難民〉の母娘を、安全圏まで送り届ける――内戦下日本。元公務員、命を懸けた決死行!
定年後の嘱託も辞め、独り暮らしの沖本信也。そこに幼い少女を連れた女性が現れた。テロと銃撃が横行する日本で、信也は二人を守り抜くと決意。役所勤めの経験を生かし、意外なルートで軍事境界線を突破、あらゆる危機を回避していく。だが、なぜそこまで身を懸けるのか? 緊迫の頂点で、秘めた言葉が血と嗚咽とともに迸る!

あなたの小説にはたくらみがない 超実践的創作講座 (新潮新書)
佐藤 誠一郎 (著)

小説の新人賞には「傾向と対策」が通用しない――評価の物差しは、時代とともに常に変化し続けているからだ。では、入賞する作品としない作品の違いはどこにあるのか。古今東西の様々な名作から、作家たちの「たくらみ」を暴き、執筆の基礎からテクニックまで徹底解説。編集者として数多くの著名作家を担当する傍ら、五つの新人賞を立ち上げた著者だからこそ語れる、小説家には書けない小説の書き方!

 
【関連】
『裂けた明日』×『あなたの小説にはたくらみがない』刊行 「新潮社 本の学校」開校記念 佐々木譲さんVS.佐藤誠一郎さん対談
新潮社 本の学校

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です