Schoo×本屋B&Bが〈読者共創型ブックフェア〉を開催
インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行うSchoo(スクー)は、オンラインとオフラインを組み合わせた多様な学習体験や、新たな知との出会いの提供によって学び続ける大人を支援することを目的とする「未来の本屋研究所」プロジェクトを始動しました。
取り組みの第一弾として2022年9月26日(月)より、本屋B&Bとの読者共創型ブックフェアを開催します。SNSを通してオンライン学習サービス「Schoo」のユーザー及び一般参加者から「#実は働くヒントをくれる本」というテーマの選書を広く募集し、その一部を選者のコメントと共に本屋B&B店内の特集棚で紹介します。
「Schoo」の会員コミュニティやサービスプラットフォームを活用し、「本を買う」以外のより能動的な方法で読者が本屋に関わることを目指したブックフェアです。
「未来の本屋研究所」プロジェクトについて
スクーは2022年8月、変化の激しい時代の中で時代に合わせて形を変えながら知を提供する場として書店の新しいあり方を考える「未来の本屋研究所」プロジェクトを始動しました。
オンライン授業によって幅広いコンテンツを10年以上にわたり提供し、先生や受講生同士での双方向性のある学びで新しい知との出会いを提供してきたスクーが書店とコラボレーションすることで、オンラインに留まらない多様な学習体験をより幅広い人々に向けて提供することを目指します。
地域の知の拠点である本屋との提携を進め、オンラインとオフラインを組み合わせた多様な学習体験の提供や、書店と読み手との新しい関係性を研究し、「未来の書店」の実現にむけた実験プロジェクトを実施していきます。
プロジェクトの第一弾として、「これからの街の本屋」を掲げ書籍販売以外にもイベント配信など新しい取り組みを次々に仕掛けている下北沢の本屋B&Bと連携し、「読者共創型のブックフェア」を行います。選書を読者と共に行うことで、次世代の「開かれた書店」のあり方について検証します。今後もスクーと書店が連携することで、本屋と読み手との新しい関係性の構築や新たな顧客の創出を目指します。
★参照記事:スクー公式note「次世代に渡って存続できる新しい書店を探る新プロジェクト『未来の本屋研究所』が始動」
https://note.com/schoo/n/naf328209b52b
Schoo×本屋B&B コラボブックフェア 開催概要
SNSを通してSchooユーザー及び一般参加者から「#実は働くヒントをくれる本」というテーマの選書を広く募集し、その一部を選者のコメントと共に本屋B&B店内の特集棚で展開します。
(※選書の募集期間は終了しています。)
本棚に並ぶのは小説や思想書など、一見仕事とは関係のなさそうな本。
どれも直接的な答えやハウツーを教えてくれるものではありませんが、そういった本こそ、思わぬところで深い学びを与えてくれるものです。
そんな、“実は“働くヒントをくれる本を、読者がどのようなヒントを読み取ったのか?というコメントとともに展開します。
手にとって、自分自身の仕事に引き寄せて読んでみると、きっとそれぞれ新しい発見ができるはずです。
選書には、本に造詣の深いSchooの人気講師4名も参加しています。またブックフェア開催期間中に限り、4名が担当するSchooの授業の一部を無料で一般公開します。
※対象授業へはB&B店舗に掲載されたPOP、もしくは書店購入者にレジにて渡されるフライヤーのQRコードからアクセスすることができます。
<イベント概要>
■イベント名:Schoo×本屋B&Bコラボブックフェア「#実は働くヒントをくれる本」
■期間:2022年9月26日(月)より、約2週間
■場所:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
■内容:テーマに基づいてSchooユーザー及び一般参加者から募集した選書を店頭にて紹介
★詳細:https://schoo.jp/news/2022/2022-08-17-13-30-00
Schoo人気講師の選書と選者コメント
◆阿部広太郎さん
[選書]
長田杏奈さん著『美容は自尊心の筋トレ』
[コメント]
「美容って自分にはあんまり関係ないかな」と思っていました。しかし、読み進めるうちに、大げさではなく、まさに筋トレだなと。無関係かと思いきや、実は関係してる。この関係する力に「働くヒント」がたくさんある気がしています。
◆カイシトモヤさん
[選書]
玉村豊男さん著『料理の四面体』
[コメント]
料理エッセイに擬態しながら実は、対象から本質や構造を読む楽しさが伝わる一冊。世界中の料理に通底する概念とは?抽象思考を学ぶのに、デザイン書やビジネス本を読むよりためになる。あ、もちろん料理好きにもお薦めです。
◆小林昌平さん
[選書]
長谷川寿一さん著『進化と人間行動 第2版』
[コメント]
生きるだけでも大変な現実の中で、働いたり生きていったりする上で本を読む価値は2つあると思っています。 ?たくさんの先行研究や自身の体験を凝縮して、世界への広い見通しを持っている「圧縮性」 ?その本を読んだ後の現実でその本を思い出したり引き合いに出したりできる「言及頻度」 『進化と人間行動』という本は、世の中が今本当にどうあるべきかがわからない時代だからこそ人類の進化の視点で解を探れる、という領域的な興味深さはありつつ、それ以上にこの2点を満たしていると思われる点で、読むべき本の一つのサンプルだと思います。
◆荒木博行先生さん
[選書]
村田沙耶香さん著『コンビニ人間』
[コメント]
「人間は仕事の手段として生まれてきたのではない…!」
日々の仕事のプレッシャーに押し潰されて、そんな当たり前のことすら忘れかけている私たちに、人間の実存を問いかけてくる一冊です。働く意味、改めて考えよう。
「本屋B&B」内沼晋太郎さんのコメント
本屋B&Bは「これからの街の本屋」をコンセプトに、2012年に開店した新刊書店です。おこがましくも、小さな新刊書店が街にあり続けるための新しいビジネスモデルをつくりたいと考え、これまで10年間、試行錯誤しながら営業を続けてきました。そんな中、圧倒的な学習コンテンツを持ったスクーさんが、これから「未来の本屋」にコミットするのだという考えを聞いたときは、強力な同志を得た気持ちでした。書店業界がきびしい状態にあるとしても、それでも「本」で学び続けたい。そう考える人たちにとって、今回の取り組みは小さなブックフェアに過ぎませんが、きっといつか朗報をもたらす何かの第一歩になるのだとも感じています。ぜひ目撃しに来てください!
本屋B&Bについて
本屋B&Bは、「これからの街の本屋」をコンセプトに掲げる、下北沢の新刊書店です。
オンライン配信または現地参加で、ほぼ毎日イベントを開催中。「B&B」の由来である「BOOKS&BEER」の通り、ビールやドリンクを片手に読書を楽しめる本屋です。
株式会社Schooについて
「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めています。
大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ「Schoo(スクー)」は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。過去の放送は録画授業として約8,000本公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する「Schoo for Business」を提供し、学び続ける組織作りに貢献。登録会員数は約78万人、導入企業実績は2,600社を突破。
2014年から約30の大学・教育機関のDX化を支援。2021年9月には高等教育機関DXプラットフォーム「Schoo Swing」を提供開始。奄美大島と包括協定を行うなど、地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めています。
★コーポレートサイト:http://corp.schoo.jp/
★個人向けサイト:https://schoo.jp/
★法人向けサイト:https://schoo.jp/biz
★高等教育機関向けサイト:https://dx.schoo.jp/
★オウンドメディア:https://pencil.schoo.jp/
★公式note:https://note.com/schoo
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