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「東大読書」シリーズの西岡壱誠さん初小説『それでも僕は東大に合格したかった』が刊行 自身の受験経験を描くドキュメント・ノベル

西岡壱誠さん著『それでも僕は東大に合格したかった』

西岡壱誠さん著『それでも僕は東大に合格したかった』

現役東大生作家・西岡壱誠さんによる初小説『それでも僕は東大に合格したかった』が、新潮社より9月22日に刊行されます。

 

西岡壱誠さんが自身の受験経験を描く、感動ドキュメント・ノベル

 
『これぞ、リアル「ドラゴン桜」。』――三田紀房さん

 
社会現象にもなったドラマ「日曜劇場『ドラゴン桜』」(TBS系列)の脚本監修を務め、ベストセラー『東大読書』『東大作文』『東大思考』などで知られる現役東大生作家、西岡壱誠さん。最近ではバラエティ番組「100%アピールちゃん」(TBS系列)で、早稲田大学合格を目指すタレント、小倉優子さんへの学習指導が話題になっています。

 
西岡さんが初めて挑戦したこの小説で描くのは、西岡さん自身の受験の日々。中学時代の成績は最下位、スポーツもダメ、おまけにずっといじめられっ子だった偏差値35のど底辺の「僕」が、ある教師の一言がきっかけで東大合格という途轍もない目標に挑んだものの、結局2浪し、3度目の受験を終えて、ラストで合格発表を迎えます。ほぼすべて、著者本人が実際に体験したリアルなストーリーは、受験生のみならず、全世代に響く人間ドラマとなっています。

 
<本書のあらすじ>

僕は偏差値35のド底辺だった。
話題の現役東大生作家が自身の受験経験を描く、感動ドキュメント・ノベル。
日曜劇場『ドラゴン桜』の脚本監修者、累計40万部突破『東大読書』シリーズで知られる著者のリアルな原点。

高校1年のあの日、ずっと落ちこぼれだった僕は、ある教師の一言で途轍もない挑戦を強いられた。「自分を変えたければ、東大を目指してみろ」。結局2浪、3度目の受験を終えた時、その教師がまた想定外のことを言い出して……。後輩、憧れのマドンナ、元いじめっ子、同級生、恩人、そして父親と向き合う中で、孤独な闘いを続けてきた主人公の「僕」はあることに気づく。現役東大生作家・西岡壱誠さんが実際に体験した、合格発表までの8日間。

 

著者コメント

「西岡さん、小説書きませんか?」と、担当編集の方に言われたときに「そんな馬鹿な」と思ったのを鮮明に覚えています。そしてそこから、3年かけて、僕はこの本を作ることになりました。

自分を主人公にした小説を書くというのは、「自分のことながら本当にコイツ、馬鹿だなあ」という気恥ずかしさもあり、「実際の経験がベースになったドキュメントだからこそ」の難しさもありで、東大受験と同じくらい大変なものでした。でもなんとか完成して、みなさんにお届けすることができます。

正直言って、照れ臭いです。恥ずかしいです。めちゃくちゃ読んでほしいですが、めちゃくちゃ読んで欲しくないです。心が二つあります。でも、それくらい、初めて自分の心を裸にして書いた小説だと思っていただければと思います。

少子高齢化の今、子供たちはどんどん「大人の顔色を見て」育っているな、と思います。自分の意思をはっきり表明するような元気の良い子は減って、親や先生が「ここの大学にしなさい」と言ったところに唯々諾々と受け入れて進んでいく場合が多いな、と。

でもそんな中で、僕はそれでも、自分の意思を持って何かに取り組んでもらいたいと思っています。頑張っても報われないかもしれないし、戦ったって負けるかもしれない。努力が無駄になることだって多くって、誰かに従って生きている方が楽。それでも、何か一歩前に進んだ時に、得られる何かがあるのかもしれない。
照れ臭いですが、そんな風に、読んでくれた誰かの希望になれたなら、と思っております。

もうすぐ本格的な受験シーズンに突入しますが、思うように成績が伸びずに不安を抱えている受験生のみなさん、それを見守っている親御さん、そして、かつて受験を体験した大人のみなさんに、ぜひ手に取っていただければと思っています。

西岡壱誠

 

著者プロフィール

著者の西岡壱誠(にしおか・いっせい)さんは、1996年生まれ、東京都出身。偏差値35から東大を目指すも、現役・1浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東京大学(文科II類)合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国6つの高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約10000人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書は『東大読書』『東大作文』『東大思考』ほか多数。ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」脚本監修。

 

 


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