有栖川有栖さん〈火村英生シリーズ〉を観客参加型ミステリー劇として上演&有栖川さんトークショーを開催
Office P・T企画は、2022年11月5日(土)・6日(日)に劇場・世界館(大阪市・港区)で、有栖川有栖さん原作の「切り裂きジャックを待ちながら」を観客参加型ミステリー「火村英生シリーズVol.9『切り裂きジャックを待ちながら 2022』」として舞台化・上演します。
有栖川有栖さんの原作を観客参加型ミステリー劇として上演! 有栖川有栖さんを迎えたトークショーも開催
P・T企画の観客参加型ミステリーはそれらを劇場で体験してもらう、ドラマとゲームを一緒に体験できるミステリーイベントです。客席で物語(ドラマ)を観るだけなく、参加者自身もその世界の登場人物として存在し、そこに散りばめられている手がかりを見つけ出して推理するゲーム形式の演劇です。演劇というコンテンツだからこそ、参加者は物語の臨場感をより感じることができ、自ら推理したくなります。
「切り裂きジャックを待ちながら」は、1994年に読売テレビでオンエアされたドラマに有栖川有栖さんが原案を提供、後にノベライズ化され、また直近では斎藤工さん主演の「火村英生の推理」でもドラマ化されている作品で、今回は初の舞台化となります。
原作の事件は劇場で発生しているので、参加者はドラマ以上に原作をよりリアルに感じ、物語の世界へ没入できるようになります。28年前の作品を現代に置き換え、参加者自身が推理できる観客参加型ミステリーに大幅に改変しつつ、原作の世界観を損なうことなく演出します。
また、今回は15時ステージ終演後に原作者・有栖川有栖さんを迎えてのトークショーを開催。出演者・参加者とともにミステリを語り合う企画となっています。
「火村英生シリーズVol.9『切り裂きジャックを待ちながら 2022』」について 〔敬称略〕
【あらすじ】
19世紀後半のロンドンの街並みが、美しく舞台上を飾り立てている。劇団「屋根裏の散歩舎」では恒例の秋の夜長のミステリー『切り裂きジャックを待ちながら』が、まもなく本番を向かえようとしていた。
そんな時、劇団にとある動画が届く。その中に映っていたのは、悲壮な顔で叫ぶ看板女優。
「助けて! お金を用意してくれないと私、きっと殺されます!」
彼女は本番当日になっても、劇場に現れなかった。
相談を受けた火村英生は、相棒の有栖川や船曳警部と共に劇場を訪れる。
交錯する劇団員達の人間関係。突如現れる遺体。
そしてそれらを覆う美しい舞台美術や照明。この華麗なる殺人事件に、火村は如何に挑むのか?
<ミステリー名作選Vol.38 at 世界館 火村英生シリーズVol.9「切り裂きジャックを待ちながら 2022」公演概要>
■公演期間:2022年 11月5日(土)~11月6日(日)
◎11月5(土)11:00/15:00☆
◎11月6(日)11:00/15:00☆
(合計4ステージ)
※上演時間は約1時間30分を予定
※受付開始・開場は開演の45分前
☆ステージは終演後に有栖川有栖さんのトークショー開催
■会場:世界館(大阪府大阪市港区 波除 6-5-15)
〔最寄り駅〕大阪メトロ・JR環状線弁天町駅
■出演:オオサワシンヤ、白木原一仁(プロデュースユニットななめ45°)、ことぶきつかさ、五馬さとし(劇団ひこひこ)、笠井隆介(theatre PEOPLE PURPL)、坂本さやか、原敏一(劇団赤鬼)
■映像出演:水谷有希
■チケット料金(税込)
◎前売:4,000円/トークショーステージ=5,000円
◎当日:4,500円/トークショーステージ=5,500円
■チケット申込み
◎イープラス:http://eplus.jp(PC&携帯)
◎ファミリーマート店内Famiポートでも直接購入できます。
■主催 /企画/製作:Office P・T企 画
★詳細:https://pt-kikaku.jimdofree.com/次回公演情報/
原作者・有栖川有栖さんより
火村准教授と作家アリスのコンビが活躍するシリーズには劇団内で事件が起こる作品がいくつかあり、『切り裂きジャックを待ちながら』もその一つです。
劇団がらみの物語を、P・T企画さんが観客参加型のお芝居にしてくれることになりました。
上演中に本当の事件が発生したらどうしようと心配―ーはしていません。きっとエキサイティングで楽しい時間になることでしょう。
私もトークで参加します(演技はしないし歌いません)。
Office P・T企画とは
1997年に結成。全ての公演を座付き作家が執筆し、「サスペンス」を専門に上演。
大阪の小劇場と呼ばれる劇場が閉鎖されつつあった2003年より、上演会場をレストランやバーなどに移し、国内外の名作ミステリーを舞台化した観客参加型ミステリー、「ミステリー名作選」シリーズを開始。
客席と舞台の境界のない演劇は、劇場では味わえない臨場感であり、また観客が観ているだけにとどまらず、推理するというゲームを楽しむことができるので、ミステリーファンを中心に、演劇に初めて接するお客様にも多くのリピーターを生み出す。定期公演以外ではファミリー向けなどのホテル公演なども行う。
2020年には配信ミステリ「名探偵たちの白昼夢」を行い、配信上で参加型ミステリイベントを開催。2022年には配信講座「学ント(マナント)」にて「有栖川有栖ミステリー倶楽部」で有栖川有栖さんのミステリ講座のドラマ部分「スイス時計の謎」に参加。劇場だけでなく様々な方法でミステリイベントを届けている。
ペルシャ猫の謎 (講談社文庫) 有栖川 有栖 (著) 「買いなさい。損はさせないから」話題騒然の表題作「ペルシャ猫の謎」。血塗られた舞台に愛と憎しみが交錯する「切り裂きジャックを待ちながら」、名バイプレーヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」など、粒よりの傑作集。「国名シリーズ」第五弾、火村・有栖川の名コンビはパワー全開。 |
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