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澤村伊智さん『怪談小説という名の小説怪談』より2篇を全文無料公開!

澤村伊智さん著『怪談小説という名の小説怪談』

澤村伊智さん著『怪談小説という名の小説怪談』

ホラー、ミステリ両界の旗手として注目を集める澤村伊智さんが、小説ならではの恐怖を追求した『怪談小説という名の小説怪談』を新潮社より刊行しました。新潮社では、同作品から2篇を全文無料公開中です。

 

今年の夏、最恐の怪談小説現る!

澤村伊智さんは、2015年に『ぼぎわんが、来る』(2018年には「来る」のタイトルで映画化)で第22回日本ホラー小説大賞大賞を受賞し、鮮烈なデビューを飾ると、以来、コンスタントに作品を発表し続け、2017年に『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に選出。2019年には「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞するなど、ホラーとミステリ両界において常に大きな注目を集め続けてきました。

 
そんな澤村さんの最新作『怪談小説という名の小説怪談』は、企みと恐怖に満ちた、怪談短篇集。「怪談会」「学校の怪談」「呪いの物件」「恐怖小説」など、古今紡がれてきた怪談の数々を澤村さん流にアップデート。著者ならではの技巧と想像力により、〈小説ならではの怖さ〉を窮めた一冊となりました。

 
そんな7篇からなる本作のなかから、「高速怪談」と「涸れ井戸の声」の2篇が、「ダ・ヴィンチWeb」と新潮社HPでそれぞれ全文無料公開されました。猛暑極まる今年の夏、背筋も凍る読書体験をぜひ。

 
★【ダ・ヴィンチWeb】「高速怪談」全文公開:https://ddnavi.com/serial/shosetsukaidan/

★【新潮社HP】「涸れ井戸の声」全文無料公開・試し読み:https://www.shinchosha.co.jp/book/354641/preview/

 
<『怪談小説という名の小説怪談』あらすじ>

深夜の高速道路で始まる怪談会、子連れで散歩中に遭遇した呪いの物件、夕暮れの学校を彷徨う幽霊、断筆した先輩作家から預かった、語ってはいけない小説……。

古今紡がれてきた「怪談」の数々を、ホラーとミステリ両界の旗手が、更なる戦慄へと塗り替える。精緻な技巧と無慈悲な想像力が現出させる、真なる恐怖を見よ! 「小説」ならではの企みに満ちた、著者真髄の七篇。

 

著者プロフィール

著者の澤村伊智(さわむら・いち)さんは、1979年生まれ、大阪府出身。2015年「ぼぎわん」(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)で第22回日本ホラー小説大賞を受賞。同作は「来る」のタイトルで映画化もされる。

2017年『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に選出。2019年「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2020年『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞。近著に『邪教の子』『怖ガラセ屋サン』などがある。

 

怪談小説という名の小説怪談
澤村 伊智 (著)

狂気とは、怪奇とは、そして、それを語るということとは――。恐怖の概念を揺さぶる、唯一無二の「怪談小説」集。

 
【関連】
澤村伊智『怪談小説という名の小説怪談』 | ダ・ヴィンチWeb
試し読み | 澤村伊智 『怪談小説という名の小説怪談』 | 新潮社

 


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