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『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』刊行記念!オンライン・トークイベントを開催 著者・大木毅さんが語るウクライナ情勢とこれからの戦争

大木毅さん著『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』(新潮選書)

大木毅さん著『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』(新潮選書)

大木毅さん著『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』(新潮選書)の刊行を記念して、丸善ジュンク堂書店では、オンライントークイベント「戦争の季節に考える」を8月2日に開催します。

 

各種メディアに引っ張りだこの大木毅さんは、第二次大戦からいかなる教訓を引き出すのか?

刊行直後に重版が決まった『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』。ロシアによるウクライナ侵攻で再び軍事に注目が集まる中、著者の大木毅さんが、初めてのオンラインイベントに登場します。

 
ウクライナ情勢で明らかなように、戦いの帰趨を決するのは、最高指導者の意志や、兵器の性能だけではありません。そこには指揮官たちの存在が大きく関わっています。軍事史の第一人者が、第二次大戦をリードした軍人たちの実像に肉薄し、俗論を廃して新たな評価を下す本書は、今もっともタイムリーな一冊と言えるでしょう。

本作の執筆秘話から、21世紀の日本人が戦争から何を学ぶべきかという命題まで、ここでしか聞けない貴重なトークとなるでしょう。

 
<トークイベント内容>

【本作執筆の背景】
『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』執筆に際して、なぜ分析的手法ではなく、ナラティヴな叙述を選んだのか。対象選択にいかなる原則でのぞんだか。

【ウクライナ情勢と『独ソ戦】
歴史、とりわけ、現在の戦争と同じ地域で展開された独ソ戦史を学ぶ者として、どのようなスタンスで現実に対したか。

【日本人が戦争を学ぶ意味】
平和憲法下で戦争や軍事を忌避してきた日本は、何故それらから目を背けられなくなってきたのか。今、戦争や軍事を学ぶ意義は何なのか。

【これからの執筆展望】
本作のような列伝形式で書かれる、次作の構想について。

 

『指揮官たちの第二次大戦 素顔の将帥列伝』(新潮選書)刊行記念オンライントーク 「戦争の季節に考える」 開催概要

■開催日時:2022年8月2日(火)19:00~20:30
※イベント開始の10分前より入室可能です。
※イベント終了後1週間アーカイブで視聴できます。

■料金
◎視聴チケット:1,650円
◎書籍付きチケット2,400円

■販売期間
◎視聴チケット:2022年8月2日(火)18:00まで
◎書籍付き視聴チケット:2022年8月1日(月)23:59まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/collections/m72000-220802

 

著者プロフィール

著者の大木毅(おおき・たけし)さんは、1961年生まれ、東京都出身。現代史家。

立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師等を経て著述に専念。雑誌『歴史と人物』の編集に携わり、旧帝国軍人を多数取材。2020年『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)で「新書大賞2020」大賞を受賞

著書に『第二次大戦の〈分岐点〉』(作品社)、『「砂漠の狐」ロンメル』『「太平洋の巨鷲」山本五十六』、共著に『帝国軍人』(いずれも角川新書)など。

 

※以下はAmazonへのリンクです。書籍付きチケットをご希望の方は上記の申込みURLより手続きしてください。

指揮官たちの第二次大戦 (新潮選書)
大木 毅 (著)

発売たちまち重版決定!
猛将、賢将、凡将、愚将――。新しい軍人評伝の決定版!

南雲、デーニッツ、パットン、ジューコフ……。第二次世界大戦をリードした参戦各国の指揮官たちにつきまとう「評価」は、果たして本当に正しいものなのか。永らく日本を支配してきた臆説俗論を排し、最新研究に基づいて綴られた、六カ国十二人の知られざる言動と意外な横顔。軍事史の第一人者による新たな代表作。終章に「第二次世界大戦将帥論」を付す。

目次
第一章 ラケットを携えた老提督――南雲忠一大将(日本海軍)
第二章 「高潔な武人」だったのか?――カール・デーニッツ元帥(ドイツ海軍)
第三章 多面体の「猛将」――ジョージ・S・パットン大将(アメリカ合衆国陸軍)
第四章 影を負わされた光――水上源蔵中将(日本陸軍)
第五章 死せる提督の呪縛――トム・フィリップス大将(イギリス海軍)
第六章 挫折した機甲師団長――シャルル・ド=ゴール准将(フランス陸軍)
第七章 「経済参謀総長」の憂鬱――ゲオルク・トーマス歩兵大将(ドイツ陸軍)
第八章 消された英雄――ハンス・ラングスドルフ大佐(ドイツ海軍)
第九章 「幸運」だった将軍――ゲオルギー・K・ジューコフ(ソ連邦元帥)
第十章 医学と人種主義――エルンスト・ローデンヴァルト軍医少将(ドイツ陸軍)
第十一章 霜おく髪――山口多聞中将(日本海軍)
第十二章 非エリートの凄み――ウィリアム・スリム元帥(イギリス陸軍)
終章 現代の指揮官要件――第二次世界大戦将帥論

 
【関連】
8/2 大木毅氏 – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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