氷室冴子さんデビュー45周年!『海がきこえる』新装版が〈トクマの特選!〉より刊行 酒井若菜さんの巻末解説を期間限定で公開
YA作家・氷室冴子さんのデビュー45周年を記念して、『海がきこえる』新装版が、徳間文庫の復刊レーベル「トクマの特選!」より刊行されました。
スタジオジブリの長編アニメーション「海がきこえる」の原作小説が復刊!
本書のイラストは、アニメ版のキャラクターデザインを担当した近藤勝也さんのカラーイラスト34点を収録。
装丁デザインは、コミックス『アオハライド』『君に届け』『青空エール』等の少女漫画や小説の装丁で瑞々しく、〝心に刺さる〟数多くの装丁を手掛けてきた川谷康久さんが担当。
また、女優・酒井若菜さんの作品解説を巻末に掲載しています。
【あらすじ】
「あたし、高知に行くまでは世間とうまくやってるいい子だったのよ。あれからずっと世間とずれっぱなしの感じがする」
大学進学で上京した杜崎拓(もりさき・たく)は「ある事件」で疎遠になった高校時代の転校生・武藤里伽子(むとう・りかこ)が地元大学への進学を蹴り東京に舞い戻った事を知る。気まぐれな美少女に翻弄されながら、その孤独に耳を澄ました短い日々を回想する拓に、思いもかけない再会の機会が訪れる。
天才YA作家・氷室冴子さん、デビュー45周年。激しくも切ない「90’s青春グラフィティ」。
女優・酒井若菜さんの作品解説を収録。
※7月28日まで期間限定で、「トク魔くん(トクマの特選!)」のnote(https://note.com/toku2_tokumakun)にて、酒井さんの作品解説を特別公開中です。
本書の目次
第一章 フェアウェルがいっぱい
第二章 マン
第三章 里伽子
第四章 里伽子ふたたび
第五章 やさしい夜
第六章 海がきこえる
あとがき
解説 酒井若菜
本文中には近藤勝也さんによる端整なカラーイラスト34点収録! 巻頭には『アニメージュ』2008年8月号に掲載されたイラストを掲載
著者プロフィール
著者の氷室冴子(ひむろ・さえこ)さんは、1957年生まれ。北海道出身。1977年「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。
『クララ白書』、『ざ・ちぇんじ!』、『なんて素敵にジャパネスク』シリーズ、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された本作『海がきこえる』など小説作品の他、エッセイなど多数の作品がある。2008年逝去。
海がきこえる 〈新装版〉 (徳間文庫) 氷室冴子 (著) 天才YA作家 氷室冴子 デビュー45周年 |
【関連】
▼【7月28日まで期間限定公開】解説 酒井若菜/『海がきこえる』(氷室冴子)|トク魔くん(トクマの特選!)|note
◆前作より3年ぶり『淡島百景』第4巻刊行記念!志村貴子さんサイン会を開催 | 本のページ
◆祝!貫井徳郎さん作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年!貫井さん文庫作品の連続刊行プロジェクトがスタート | 本のページ
◆宮崎駿監督オリジナル絵物語『シュナの旅』が90万部を突破! 英語版の発売発表を受けて重版決定 | 本のページ
◆伊坂幸太郎さん『ペッパーズ・ゴースト』が10/1刊行 初回限定特典&Twitterでカウントダウン企画も | 本のページ