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能楽師・安田登さん『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』が刊行 安田登さん×石橋静河さんトークイベント〈先生、『平家物語』ってなんですか?〉も開催

安田登さん著『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』

安田登さん著『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』

数多くの古典を読み込み、その解説に定評のある安田登さんの最新作『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』がNHK出版より刊行されました。

また、本書の刊行を記念して、代官山 蔦屋書店は7月26日、安田登さんと俳優・石橋静河さんの対談イベント「先生、『平家物語』ってなんですか?」をオンライン&リアル開催します。

 

古典を知りつくした能楽師が、難解で長大な物語を一気に解説!『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』

――祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり――

誰もが一度は聞いたことのある一文から始まる『平家物語』。しかし、「その中に何が書かれているの?」と聞かれると、答えられる人は少ないのではないでしょうか。

 
平安末期に栄華を極めるものの、そこから一気に没落していった平家。一方、それと入れ替わるように権力を掌握していく源氏。なぜ平家は傾き、源氏は栄えたのか。乱世のとき、彼らはどのような策略をもって戦い、没落・発展していったのか。

本書は、安田登さんが「あわい」「驕り」「運」「命」「浄土」など独自のキーワードを駆使しながら、物語の核心をやさしく解きほぐしていきます。

 
また、本書の最後には「『平家物語』と『太平記』」という章を収載。同じく安田登さんが解説を担当した「NHK100分de名著テキスト『太平記』」と合わせて読むと、双方を重層的に理解できる一冊です。

 
さらに、7月26日には、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で静御前役を演じ注目を浴びる俳優・石橋静河さんをゲストに迎え、代官山蔦屋書店にて対談イベントが開催されます。

 
<「NHK出版デジタルマガジン」で本書を一部公開!>

NHK出版のWebサイト「NHK出版デジタルマガジン」では、本書の第0講「『あわい』の時代に学べること」から、「平家物語」を読み解くキーワードのひとつである「あわい」についての解説を抜粋して公開しています。

★URL:https://mag.nhk-book.co.jp/article/8786

 
【本書の構成】

第0講 「あわい」の時代に学べること
第1講 『平家物語』とは何か
第2講 なぜ歴史は動いたのか
第3講 衰亡の方程式
第4講 歴史の転換点
補講 『平家物語』と『太平記』

 

著者プロフィール

安田登さん

安田登さん

著者の安田登(やすだ・のぼる)さんは、1956年生まれ。千葉県出身。下掛宝生流ワキ方能楽師。

高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在はワキ方の能楽師として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などをおこなうかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を全国各地で開催。日本と中国の古典の「身体性」を読み直す試みにも取り組んでいる。

著書に『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『すごい論語』『あわいの力』『三流のすすめ』(ミシマ社)、『日本人の身体』(ちくま新書)、『見えないものを探す旅 旅と能と古典』(亜紀書房)、『別冊NHK100分de名著 読書の学校 史記』『役に立つ古典』(NHK出版)など多数。

 

「【イベント&オンライン配信(Zoom)】『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』刊行記念イベント 安田登×石橋静河〈先生、『平家物語』ってなんですか?〉」開催概要

本書『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した』の発売を記念して、代官山 蔦屋書店では、著者で能楽師の安田登さんと、自身初となる写真集『月刊石橋静河 写真 モーガン茉愛羅』を出版、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では静御前役を演じ注目を浴びる石橋静河さんの対談イベントを開催します。

 
なお、今回のイベントはオフライン(代官山 蔦屋書店内)とオンラインで同時開催されます。

 
■開催日時:2022年7月26日(火)19:00~20:30(15分前より入場/接続可能)

■場所:代官山 蔦屋書店シェアラウンジ/Zoom(オンライン)

■参加条件:イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」(https://peatix.com/event/3283705)にて、いずれかの対象商品をご購入した方が参加できます。

■対象商品
◎イベント [来店参加] 券(1,500円/税込) ※限定50名
◎イベント [オンライン参加] 券(1,200円/税込)
◎サイン入り書籍『月刊石橋静河 写真モーガン茉愛羅』(小学館・2,860円/税込)+イベント [来店参加] 券(1,000円/税込)セット 3,860円(税込)
◎サイン入り書籍『月刊石橋静河 写真モーガン茉愛羅』(小学館・2,860円/税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 4,360円(税込)
◎書籍『平家物語』(NHK出版・990円/税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 2,490円(税込)
※オンライン参加の方のサイン本『月刊石橋静河』及び『平家物語』はイベント終了後に配送します。

■受付締め切り: 2022年7月26日(火) 19:00

★詳細:https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/27553-1310300701.html

 

※以下はAmazonへのリンクです。書籍付きチケットをご希望の方は上記の申込みURLより手続きしてください。

別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語: こうして時代は転換した (教養・文化シリーズ)
安田 登 (著)

なぜ歴史は動き、何が命運を分けたのか?

公家の時代から武家の時代へ、平家から源氏へ。転換期のダイナミズムを描いた『平家物語』。平家はなぜ栄華をきわめ、没落していったのか。戦乱のなか、人々は何を思い、どう行動したのか。『平家物語』を知り尽くした能楽師が、難解で長大な物語を「大きな出来事」に絞って解説、この1冊で一気に理解する。時代が動くとき、世の価値観はどのように変化したのか。その変化のありようを私たちが生かせる道とはどんなものなのか。「あわい」「驕り」「運」「命」「浄土」……変化のきっかけとなった鍵語をもとに、歴史が私たちに伝えようとしたことを探る。『太平記』という「その後」から『平家物語』をとらえ直す「補講」を収録。

月刊 石橋静河 写真 モーガン茉愛羅
モーガン 茉愛羅 (著)

石橋静河とモーガン茉愛羅、友達ふたり旅。

「撮られる」も「撮らされる」もない、ただ2人の会話が紡がれているような写真たち。おはようからおやすみまで、どんな顔もどんな姿も、2人だから隠さない。全部見せるし全部撮る。2人の友情と純粋写真。
撮れちゃったもの全部、見せます。

<石橋静河プロフィール>
1994年生まれ。15歳より4年間のバレエ留学から帰国後、2015年の舞台『銀河鉄道の夜2015』で俳優デビュー。初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青空だ』で第60回ブルーリボン賞新人賞ほか新人賞を多数受賞。近作に映画『あのこは貴族』『前科者』、ドラマ『東京ラブストーリー』『大豆田とわ子と三人の元夫』などがある。

<モーガン茉愛羅プロフィール>
1997年生まれ、東京都出身。モデルとして雑誌等への出演の他、女優業としても野田秀樹演出の舞台や、園子温監督最新作『エッシャー通りの赤いポスト』にも出演している。またフォトグラファーとしても、2018年に初個展「Roots→←(正しくは双方向矢印) Routes」を開催。2019年にはMARC JACOBSのソーシャルグローバルキャンペーンの撮り下ろしの展示、2021年には広瀬すずのカレンダー撮影など、活動の幅を広げている。

【編集担当からのおすすめ情報】
女優・石橋静河、初めての写真集。
気が置けない間柄だからこその空気感、モーガン茉愛羅にしか撮れない石橋静河の全てが写っています。
いたずらな笑顔や、語り合いながら感情が昂った瞬間など…。まるで2人の時間を覗き見しているような、くすぐったくて眩しい写真集です。

 
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