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大島恵真さんとnakabanさんがコラボ!中学生がかかえるリアルな家庭の問題を描いたYA『グレイッシュ』が刊行

大島恵真さん作・nakabanさん絵『グレイッシュ』

大島恵真さん作・nakabanさん絵『グレイッシュ』

大島恵真さん作・nakabanさん絵『グレイッシュ』が文研出版より刊行されました。

 

中学生の家庭の悩みを描いたヤングアダルト作品『グレイッシュ』

 
【あらすじ】

中学2年のみゆるは、家族3人、庭ですごすのがなにより幸せだった。
でも、とうさんの仕事がなくなってから、家族はだんだんおかしくなっていく。
とうさんはかあさんにあたるし、かあさんはみゆるに無関心になった。
家族を元通りにしたいという願いをもって、みゆるはひとり、おばあちゃんの家に向かう……。
幼虫からさなぎ、そしてチョウへ。ヤマトシジミの成長になぞらえて、少女が希望を見つけだすまでの軌跡を描いた感動の物語。

 
<編集者 コメント>

「『グレイッシュ』は、断片の集まった抽象的な本にしたい」「実際に起きたことの断片がいとおしい」という作者の想いに、画家が物語を繰り返し読み、抽象度の高い挿画で応えた透明で浮遊感のあるコラボレーションが実現しました。
家族と思春期の子どもの課題、家族の課題を抱える子どもの想い。
それらを幼虫からさなぎ、そしてチョウへ。ヤマトシジミの成長になぞらえて、少女が希望を見つけだすまでの軌跡を描いた感動の物語です。

 

著者プロフィール

 
■作:大島恵真(おおしま・えま)さん

1963年生まれ。静岡県出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。作家。日本児童文学者協会会員。

ライター、イラストレーター、ブックデザイナーとして活動のかたわら、『あみものやさんピーヨのプレゼント』(おおしまりえ名義/岩崎書店)で絵本デビュー。その後、初の児童文学『つばさ』(大島理惠名義/文研出版)を刊行、執筆活動に入る。

第58回講談社児童文学新人賞佳作受賞、『107小節目から』(講談社)を刊行。YAアンソロジー『わたしを決めつけないで』(講談社)に「空、雲、シュークリーム、おれ」が掲載。

 
■絵:nakaban(なかばん)さん

1974年生まれ。広島県出身、。広島県在住。画家。旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、印刷物の挿絵、絵本、映像作品を発表する傍ら、音楽家のトウヤマタケオさんと「ランテルナムジカ」を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。2013年には新潮社「とんぼの本」のロゴマークを制作。

主な作品に絵本『よるのむこう』(白泉社)、『みずいろのぞう』(ほるぷ出版)、『ないた赤おに』(作:浜田廣介さん/集英社)、『フランドン農学校の豚』(作:宮沢賢治/ミキハウス) など。最新作は絵本『ダーラナのひ』(偕成社)。

 

グレイッシュ
大島恵真 (著), nakaban (イラスト)

 


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