写真家・幡野広志さん連載「僕は癌になった。妻と子へのラブレター。」が書籍化決定! 幡野広志さん×浅生鴨さんトークイベントも開催
ネコノス合同会社は今夏、子育て情報サイト「ninaru ポッケ」にて連載中の幡野広志さんの「僕は癌になった。妻と子へのラブレター。」(https://ninaru-baby.net/baby-comic/hatano-hiroshi)を書籍化します。
エッセイでもない、日記でもない。それは、妻と子へあてた48通のラブレター。
子育て情報サイト「ninaru ポッケ」で幡野広志さんの連載が始まったのは、2018年2月。以来、大人気を博し続けています。今回は、その第1回から第48回までを、写真とともに一冊の書籍にまとめます。
治らないがんを宣告された写真家が、日々の暮らしの中で思い、考え、伝えて続けているのは、自分たち家族のありかたは、他の誰にも振り回されることなく、自分たちで決めようということ。
育児、仕事、お金、遊び、友人、病気、旅行、家族、食事。私たちの毎日は様々な選択の連続です。その選択一つ一つを、自分できちんと考え、自分で決めよう。限られた時間、残された時間の使い方を、習慣や世間体などに惑わされず、自分の意志で選び取ろう。それが自由で豊かな人生につながるのだ。幡野さんはそう繰り返し言います。
一人の夫・父親が妻と子に送る切実な言葉は、子育てから生き方にまで広がり、その個人的な言葉はやがて普遍的なものとして、私たちの胸の深くまで飛び込んできます。
「せっかく僕たちがつくらせてもらえるのなら、これはもうちゃんと幡野さんからの手紙にしたいですね。もちろん奥さんとお子さんへあてた手紙なんですけど、未来のいつか、この本を手に取る人に向けての手紙でもあって欲しいし、きっと、そういう本になると思うんです」(ネコノス編集担当)
<手紙本ならではの「特装版」も同時刊行予定>
通常の書籍に加えて、〝手紙の本〟ならではの特別な装幀を施した「特装版」の刊行も予定されています。これまでにない、驚きの仕掛けを施した装幀になるとのことです。
ほぼ日主催「生活のたのしみ展」にてミニトークイベントを開催
また、この刊行を記念して、著者の幡野広志さんと編集を担当したネコノスの浅生鴨さんによるトークイベントが開催されます。
■日時:2022年5月1日(日) 16:30~ 予定
■場所:新宿住友ビル「三角広場」内 特設コーナー
■内容:制作にまつわる秘話を交えたミニトークと、どこよりも早い本の先行予約を行います。
★「生活のたのしみ展2022」:https://www.1101.com/seikatsunotanoshimi/2022_spring/index.html
★ほぼ日「生活のたのしみ展2022」見逃せないポイントその3:https://www.1101.com/seikatsunotanoshimi/2022_spring/2022-04-11.html
著者プロフィール

(c)Yukari Hatano
著者の幡野広志(はたの・ひろし)さんは、1983年生まれ。東京都出身。写真家。元狩猟家、血液がん患者。
2004年、日本写真芸術専門学校中退。2010年、広告写真家・高崎勉さんに師事。2011年、独立、結婚。2012年、狩猟免許取得。2016年、息子誕生。2017年、多発性骨髄腫を発病。
著書に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)、『写真集』(ほぼ日)、『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)、『なんで僕に聞くんだろう。』『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。』(ともに幻冬舎)がある。
★note:https://note.com/hatanohiroshi/
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