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季刊文芸誌『小説トリッパー』がWeb版「web TRIPPER」を開設

季刊文芸誌『小説トリッパー』がWeb版「web TRIPPER」を開設

季刊文芸誌『小説トリッパー』がWeb版「web TRIPPER」を開設

朝日新聞出版が発行する季刊文芸誌『小説トリッパー』のWeb版「web TRIPPER」が開設されました。Web版だけのオリジナル作品の配信、また朝日新聞出版の文芸書にかかわる情報を掲載していきます。

 
朝日新聞出版の文芸部門の源流は、1879(明治12)年にまでさかのぼります。この年に朝日新聞が創刊され、その10月には文芸誌が創刊されています。

 
最初期から現在までつづく新聞本紙の連載小説、そして『週刊朝日』をはじめとする雑誌連載からは、時代を映す問題作や話題作が次々と書籍化されています。なかでも朝日新聞の連載小説として、初めて直木賞を受賞した宮部みゆきさんの『理由』は、今なお読み継がれる名作といっていいでしょう。

 
その後、時代の節目となった1995年には、季刊文芸誌『小説トリッパー』を創刊。“トリッパー”という誌名には、純文学やエンターテインメントといったジャンルを超えて、小説の面白さを追求していくという思いが込められています。2019年春季号に一挙掲載された今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』は、その年の芥川賞を射止めています。

 
そして2022年、満を持して「web TRIPPER」を立ち上げます。紙の媒体以上にジャンルを越境しながら、さらに広いフィールドで面白い小説を届け、新しい書き手が活躍するメディアに育てていく考えです。

 
毎週水曜日には、単行本の新刊や朝日文庫などの文芸書にかかわる情報を発信。4月8日からは毎週金曜日に中山七里さんのWeb版オリジナル連載小説「特殊清掃人」を公開中です。

今後も、麻見和史さん、宇山佳佑さん、鈴峯紅也さん、汐見夏衛さんなどの、Web版だけで読める小説連載も予定しています。

★web TRIPPER:http://webtripper.jp

 
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