『小説現代」11月号は「新しい物語のカタチ」を大特集! 道尾秀介さんが「発見」した、音と物語を融合させる体験型小説「きこえる」シリーズが始動!
講談社が発行する小説誌『小説現代』11月号が10月22日に発売されました。
今号では、「新しい物語のカタチ」を大特集。最新刊『N』も話題となっている道尾秀介さんが、きっと誰も読んだことのない小説を発表します。「小説を体験できるものにしたい」と語る道尾が生み出したのは、音と物語を融合させ、1ページ目から読者を未知の世界へ連れて行く、衝撃の短編小説です。
それを筆頭に「いきものがかり」の水野良樹さん、TikTokで大人気のけんご@小説紹介さん、人気急上昇ロックバンド羊文学などが登場。
幅広い業界から「小説」への新提案が続々! あなたの持つ小説概念が覆される――音楽・作詞・舞台・声優・TikTokまで、縦横無尽に物語が拡張する「新しい物語のカタチ」大特集!
小説には可能性がある。その可能性を広げていく試みが「小説現代」から始まります。
「新しい物語のカタチ」大特集、巻頭で道尾秀介が提案するのは、音と物語を融合した新しい小説体験です。ページをめくるとまず現れるのは二次元バーコード。驚きとともにそれを読み込んだ瞬間から、未知の「物語体験」が始まります。
本作の発表を記念して、道尾さんがずっと会ってみたかったというお化け屋敷プロデューサー五味弘文さんとの対談を掲載。中毒性のあるエンターテインメントは、どのような手順と速度で受け手の心を掴むのかを解説、分析します。
次に登場するのは「五人の作家と五人の歌い手、音楽家の才能と想いがらせんのように絡み合い、五つの歌と五つの小説が生まれていく」プロジェクト「OTOGIBANASHI」。
小説・作詞×歌唱×アレンジを、それぞれ、
彩瀬まるさん×伊藤沙莉さん×横山裕章さん、
宮内悠介さん×坂本真綾さん×江口亮さん、
最果タヒさん×崎山蒼志さん×長谷川白紙さん、
重松清さん×柄本佑さん×トオミヨウさん、
皆川博子さん×吉澤嘉代子さん×世武裕子さん
が担当し、すべての作曲は、いきものがかりの水野良樹さんが担当します。
2019年に実験的プロジェクト「HIROBA」を立ち上げた水野さんが、小説と音楽の解像度の違い、そしてそれを組み合わせる面白さについてインタビューで語ります。
そしていま大注目のTikToker、けんご@小説紹介さんによる「小説の面白さを伝える方法」についてのインタビューも掲載。無類の小説読みでもあるけんごさんが、SNSで小説のレビューをする理由、そして小説に込める思いとは。
他にも人気急上昇のオルタナティヴ・ロックバンド「羊文学」による楽曲から物語を産む「羊文学賞」の発表と募集、楽曲と小説をリンクさせ世界に提示していく、エイベックスと講談社のクリエイター集団「いろはにほへと」の試み、ミステリ文芸誌「メフィスト」が謎を愛する本好きのための読書クラブとして生まれ変わった「MRC(メフィストリーダーズクラブ)」など、従来の小説誌には登場しえなかった人々やチャレンジとともに、新時代の「物語」のカタチを模索する大特集となっています。
『小説現代』11月号の主な内容
道尾秀介 聞こえる
道尾秀介インタビュー
道尾秀介×五味弘文(お化け屋敷プロデューサー)
道尾秀介×Yukina(シンガーソングライター)
いきものがかり・HIROBA 水野良樹 歌詞から広がる「物語」の世界
青羽悠×真下みこと 若手作家二人が紡ぐ、「読む音楽」と「聞く小説」の世界
羊文学賞開催
TikTokクリエイター けんご インタビュー
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