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【第32回富田砕花賞】北爪満喜さん『Bridge』が受賞

第32回富田砕花賞が決定!

第32回富田砕花賞が決定!

芦屋市(兵庫県)は10月5日、優れた現代詩の詩集に贈られる「第32回富田砕花賞」の受賞作品を発表しました。

 

第32回富田砕花賞が決定!

第32回富田砕花賞には92詩集の応募があり、応募詩集の中より推薦委員(メンバー非公表)が最終候補作品となる6作品を推薦。そして最終候補作品を対象に選考委員会が開催され、次の通りを受賞作品が決定しました。

 
<第32回富田砕花賞 受賞作品>

北爪満喜(きたづめ・まき)さん
『Bridge』(思潮社)

 
受賞者の北爪満喜さんは、群馬県前橋市出身。『歴程』同人。萩原朔太郎研究会会員。詩誌『ハルハトラム』主宰。

北爪さんには、賞金30万円が贈られます。贈呈式は11月11日(木)午前10時30分から芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12番25号)で開催。

 
選考委員は、たかとう匡子さん、時里二郎さん。選考委員講評、決定までの経過など詳細は、https://www.city.ashiya.lg.jp/gakushuu/saika.html をご確認ください。

また、今回応募された92詩集は11月の贈呈式から1年間、富田砕花旧居(https://www.city.ashiya.lg.jp/bijutsu/bunkashisetsu.html)で展示されます。

 
なお、第32回富田砕花賞の最終候補作品は以下の6作品でした。

【最終候補作品】
◎『Bridge』(北爪満喜さん)
◎『十年ののちに』(杉谷昭人さん)
◎『一通の配達不能郵便がわたしを呼んだ』(沢田敏子さん)
◎『ら・その他』(岸野昭彦さん)
◎『どこにでもあるケーキ』(三角みづ紀さん)
◎『名づけ得ぬ馬』(颯木あやこさん)

 

富田砕花賞について

富田砕花賞は、1990年に詩人・富田砕花(とみた・さいか)の生誕100年と、芦屋市制施行50周年および芦屋市教育委員会設置40周年を記念して創設された文学賞です。

富田砕花が晩年を過ごした兵庫県芦屋市と芦屋市教育委員会が主催(2015年までは富田砕花顕彰会が主催、兵庫県芦屋市・芦屋市教育委員会が共催)し、優れた現代詩の詩集に贈られます。

前年7月から当年6月末日までに刊行された奥付のある詩集(翻訳・アンソロジー・復刻・遺稿詩集及び電子書籍等は除く)を対象とします。

 

Bridge
北爪 満喜 (著)

「夢の中に手を差し込んで/置き去りにした私を/だらりとした腕の/消えられない彼女を/抱き上げて/抱えて来たい/何度も思う」(「消えられないあれを」)。 幼い私と、他の誰かを引き上げる言葉。装幀=コイズミアヤ

 
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