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【第31回富田砕花賞】金堀則夫さん『ひの石まつり』が受賞

第31回富田砕花賞が決定!

第31回富田砕花賞が決定!

芦屋市(兵庫県)は10月13日、優れた現代詩の詩集に贈られる「第31回富田砕花賞」の受賞作品を発表しました。

 

第31回富田砕花賞が決定!

第31回富田砕花賞には88詩集の応募があり、応募詩集の中より推薦委員(メンバー非公表)が最終候補作品となる6作品を推薦。そして最終候補作品を対象に選考委員会が開催され、次の通りを受賞作品が決定しました。

 
<第31回富田砕花賞 受賞作品>

金堀則夫(かなほり・のりお)さん
『ひの石まつり』(思潮社)

 
受賞者の金堀則夫さんは、1944年生まれ。大阪府出身。立命館大学卒業。詩誌「交野が原(かたのがはら)」主宰。 2014年『畦放』で日本詩人クラブ賞を受賞。

金堀さんには、賞金50万円が贈られます。贈呈式は11月19日(木)午前10時30分から芦屋市立図書館(芦屋市伊勢町12番5号)で開催。

 
選考委員は、鈴木漠さん、たかとう匡子さん、時里二郎さん。選考委員講評、決定までの経過など詳細は、https://www.city.ashiya.lg.jp/gakushuu/saika.html をご確認ください。

また、今回応募された88詩集は10月から1年間、富田砕花旧居(https://www.city.ashiya.lg.jp/bijutsu/bunkashisetsu.html)で展示されます。

 
なお、第31回富田砕花賞の最終候補作品は以下の6作品でした。

【最終候補作品】
◎『いのち/こばと』(伊藤芳博さん)
◎『さんぽさんぽ』(坂多瑩子さん)
◎『そらいろあぶりだし』(中井ひさ子さん)
◎『吹き抜けた時』(辻岡真紀子さん)
◎『ひの石まつり』(金堀則夫さん)
◎『傘の眠り』(伊藤悠子さん)

 

富田砕花賞について

富田砕花賞は、1990年に詩人・富田砕花(とみた・さいか)の生誕100年と、芦屋市制施行50周年および芦屋市教育委員会設置40周年を記念して創設された文学賞です。

富田砕花が晩年を過ごした兵庫県芦屋市と芦屋市教育委員会が主催(2015年までは富田砕花顕彰会が主催、兵庫県芦屋市・芦屋市教育委員会が共催)し、優れた現代詩の詩集に贈られます。

前年7月から当年6月末日までに刊行された奥付のある詩集(翻訳・アンソロジー・復刻・遺稿詩集及び電子書籍等は除く)を対象とします。

 

ひの石まつり
金堀 則夫 (著)

「土を放り出せもっともっと放り出せ/地の深いくぼみひ形の壺/そこに/火をかぶるわたしがいる」(「坪打」)。 言葉の響きにみちびかれて、物質的な想像力が現代と古層とを垂直につらぬく。神話的な風土と歴史への長い探求を、陰影ゆたかに結実させた、詩23篇。

 
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