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話題の本.comが「読者が選ぶ”読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説”ベスト8ランキング」を発表

話題の本.comが「読者が選ぶ”読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説”ベスト8ランキング」を発表

話題の本.comが「読者が選ぶ”読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説”ベスト8ランキング」を発表

幻冬舎ウェブマが運営する「話題の本.com」では、2021年9月10日~25日にかけて行った、「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」のアンケート調査の結果を公開しました。

 
<話題の本ランキングvol.5「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」ベスト8 ランキング>

〔調査概要〕
◎調査内容:話題の本 .com編集部がセレクトした「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」8冊の中から読書の秋に読みたい・読んでよかった一冊と選んだ理由
◎投票期間:2021年9月10日~25日
◎投票数:98

 
【「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」1位~3位】

◆1.『騙し絵の牙』(著:塩田武士さん/角川文庫)

<投票者のコメント>
◎出版社と大物作家との関係や異ジャンル(本編ではパチンコ台)とのコラボ、縮小傾向が続く出版市場など…出版界のリアルが全く知らない私でもありありと想像できておもしろかった。
◎大泉さんが大好きだからです! 本の内容もあの塩田先生が沢山の取材をされて書かれたというこもあり、最後までハラハラドキドキしながら読めて、最後のまさかの展開には胸が熱くなりました!とても面白かったです!
◎描写が非常にリアルで、緊迫していく空気感にどんどん引き込まれる。最後のシーンでようやく全ての歯車が合致する感覚が気持ち良いから。主人公が魅力的だから。
◎あて書きと写真で惹きつつ、それによってすっかり騙されるストーリーの作りが本当に秀逸で、秋の夜長に余韻に浸るのもとても良かった。
◎映画化されたが、本の方がより面白かった。出版業界のこともよくわかった。さらに主人公自身が大泉洋、そのままだった。
◎映画版『騙し絵の牙』を拝見した後、改めて、この原作を拝読しました。映画が別のストーリーかと感じる位に見事に騙されました。
◎大泉さんが大好きだからです! 本の内容もあの塩田先生が沢山の取材をされて書かれたというこもあり、最後までハラハラドキドキしながら読めて、最後のまさかの展開には胸が熱くなりました!とても面白かったです!
◎描写が非常にリアルで、緊迫していく空気感にどんどん引き込まれる。最後のシーンでようやく全ての歯車が合致する感覚が気持ち良いから。主人公が魅力的だから。
◎あて書きと写真で惹きつつ、それによってすっかり騙されるストーリーの作りが本当に秀逸で、秋の夜長に余韻に浸るのもとても良かった。

◆2.『プリティが多すぎる 』(著:大崎梢さん/文春文庫)

<投票者のコメント>
◎ドラマとしてもおもろかったが、女性の中で奮闘する男性の姿が、ありがちな、お仕事ドラマに、新鮮さを感じたので
◎千葉雄大くんのドラマの大ファンで原作も読みました。主人公の考え方がどんどん変わっていく感じもいいし、モデルちゃんたちの現実も結構シビアに描かれてて読み応えがあります
◎ファッションに興味があったので、業界の裏話みたいなのが面白かった
◎お仕事小説がすきなので
◎ドラマを観ていてストーリーがすごく好きだったので小説でも読んでみたかったので。
◎仕事とはを考えさせられた。華やかなファッション誌にも編集の苦労があることを知ることができた。

◆3.『書店ガール!!』(著:碧野圭さん/PHP文芸文庫)

<投票者のコメント>
◎POPや本の並べ方、イベントなど書店員さんが多くの仕掛けをしてくれることで本屋でのワクワク感、本との素敵な出会いがうまれるのだなと改めて感じられました。やっぱり本は書店で買いたいですね。
◎人間描写が繰り出される内容の面白さはもちろんの事、芸能界史上屈指の正統派アイドルである渡辺麻友さんのテレビドラマ主演作であるから。
◎表紙のデザインやタイトルのイメージでほのぼの系のお仕事小説かなと思って読んだら、女同士のドロドロな人間関係から始まり、良い意味で裏切られました!読み進めるとどんどんハマっていきます。
◎読み終わったら本屋にいきたくなる

 
★4位~8位&投票者コメントはこちらから:https://wadainohon.com/survey_wadainohonranking_result_5/

 

騙し絵の牙
【2018年本屋大賞ノミネート!】 最後は“大泉洋”に、騙される!

出版界と大泉洋という二つの「ノンフィクション」を題材に書く社会派にして本格ミステリー

『罪の声』を発表し、社会派ミステリーの新たな旗手に名乗り出た、塩田武士。第七回山田風太郎賞を受賞し「本屋大賞2017」第三位に輝くなど、日に日に支持の声が高まるなかで刊行された『騙し絵の牙』は、ノンフィクションを題材としている、という点で『罪の声』と共鳴する。ひとつは、市場規模は右肩下がりで救世主到来を待つ、出版界およびエンタメ産業の現状というノンフィクション。もうひとつは、誰もが知る国民的俳優である、大泉洋の存在というノンフィクションだ。奥付には、次のようなクレジットがある。「モデル 大泉洋」。映像の世界には最初から俳優のイメージを取り入れた役を作ろう、という「当て書き」の文化がある。本書は、主人公に大泉洋を「当て書き」して執筆された、前代未聞の小説だ。
主人公は出版大手の薫風社で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。40代半ばの彼は、同期いわく「天性の人たらし」だ。周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主。部下からの信頼も厚いが、苦手な上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。芸能人の作家デビュー、大物作家の大型連載、映像化、企業タイアップ……。
編集部内の力関係を巡る抗争やきな臭い接待の現場、出版業界に関する深い議論のさなかでも、ひとたび速水が笑顔を繰り出せば硬い空気がふっとやわらぐ。ひょうひょうとした速水の語りを発端とする登場人物たちの掛け合いがいちいち楽しい。相手も面白くさせてしまう魔法の話術は、誰かに似ている。大泉洋だ。「速水=大泉」の公式は、表紙や扉ページの写真以外に、会話の中からも強烈なリアリティが溢れ出している。
しかし、速水のそれは高い確率で「つくり笑い」であることを、文中から察することができる。どこまでが演技で、どこからが素顔なのか? 速水は何故ここまで雑誌と小説とを愛し、自らが編集者であることにこだわるのか。やがて、図地反転のサプライズが発動する。「速水=大泉」に必ず、まんまと騙される。
本書を読み終えて真っ先に想起したのは、塩田のデビュー作『盤上のアルファ』。将棋の棋士と新聞記者をW主人公に据えた同作のテーマは「逆転」だ。出版界の未来に新たな可能性を投じる「企画」として抜群に高品質でありながら、デビュー作から積み上げてきたテーマや作家性が十全に発揮されている。本作を最高傑作と呼ばずして何と呼ぶか。 評者:吉田大助(「野性時代」2017年10月号)

 
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