【第16回中央公論文芸賞】山本文緒さん『自転しながら公転する』が受賞
中央公論新社は8月20日、令和3年(第16回)中央公論文芸賞の受賞作を発表しました。
第16回中央公論文芸賞が決定!
第16回中央公論文芸賞の選考会が8月20日に開催され、浅田次郎さん、鹿島茂さん、林真理子さん、村山由佳さんの選考委員4氏による審査の結果、次の通り受賞作が決定しました。
<第16回中央公論文芸賞 受賞作品>
山本文緒(やまもと・ふみお)さん
『自転しながら公転する』(新潮社)
受賞者の山本文緒さんは、1962年生まれ。神奈川県出身。OL生活を経て作家デビュー。1999年『恋愛中毒』で吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で直木賞を受賞。著書に『あなたには帰る家がある』『眠れるラプンツェル』『絶対泣かない』『群青の夜の羽毛布』『落花流水』『そして私は一人になった』『ファースト・プライオリティー』『再婚生活』『アカペラ』『なぎさ』など多数。
★著者公式note:https://note.com/fumiyama55
受賞作の『自転しながら公転する』は、山本さんの7年ぶりの新作長編で、昨年9月28日発売されました。刊行後から等身大の主人公が大きな話題を呼び、第18回本屋大賞5位、今年5月には第27回島清恋愛文学賞を受賞。その後も版を重ねています。
受賞作の選評は、10月12日発売の『婦人公論』10月26日号に掲載される予定です。贈賞式は10月22日、都内で関係者のみにて開催。
中央公論文芸賞について
中央公論文芸賞は、中央公論新社が創業120周年を記念して、2006年に創設した文学賞です。「第一線で活躍する作家のさらなる飛躍、新たな代表作となる優れたエンターテインメント作品」を顕彰します。
前年7月から当年6月までを対象期間とし、受賞者には正賞として記念品、副賞として賞金100万円が授与されます。
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