累計666万部突破！西修さん『魔入りました！入間くん』を針とらさんがノベライズ！

2021年8月23日 2:15 PM 本の紹介

西修さんの描き下ろしイラストを使用したカバー

ポプラ社は、『週刊少年チャンピオン』で連載中の漫画『魔入りました！入間くん』（作：西修さん／秋田書店）をノベライズした『小説魔入りました！入間くん　(1)悪魔のお友達』（著：針とらさん）を児童文庫レーベル「キミノベル」より刊行しました。

シリーズ累計666万部突破の人気漫画が「小説」に！

『魔入りました！入間くん』は、『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）で連載中の、魔界学園ファンタジー漫画です。

コミックスは現在23巻まで刊行され、累計666万部を突破する人気シリーズです。また、NHK Eテレでは、第2シリーズとなるTVアニメも放送中です。

今や子どもから大人まで、幅広い層に人気の『魔入りました！入間くん』の小説版が、ポプラ社の児童文庫レーベル・キミノベルから刊行されました。カバーイラストは、西修さん描き下ろしです。

＜なぜ「児童文庫」なのか？＞

『魔入りました！入間くん』は、両親に売られて悪魔の孫となったお人好しの少年が、悪魔学校で人間の正体を隠しながら、次々起こるトラブルを乗り切っていく……というコメディ作品です。しかし、絶体絶命の状況でもあきらめず、自分にできることを前向きに行う健気な姿や、優しい気持ちで悪魔の心をも溶かし、友達をつくっていく様子など、子どもたちにも届けたいメッセージがたくさん盛り込まれています。小説版では、そんな「入間くん」のストーリーに散りばめられたメッセージを、小中学生向けにわかりやすく掘り下げた内容になっています。

ノベライズを手がけたのは累計79万部の「絶望鬼ごっこ」シリーズ(集英社みらい文庫)で大人気の針とらさん。歯切れのいい、テンポある文体からは、原作漫画のコミカルなやり取りの面白さやキャラクターの魅力が十二分に伝わってきます。加えて、漫画には描かれていないキャラクターの心情を丁寧に描写することで、より深くキャラクターに共感できるのが、小説版の特長です。

コロナ禍、友達とコミュニケーションをとる機会が減ってしまった子どもたちに、楽しいキャラクターたちと友達になってほしい。そして、読書を通して友達の大切さを味わってほしい。児童文庫版の出版には、そんな思いが込められています。

『小説魔入りました！入間くん　(1)悪魔のお友達』の注目ポイント

小説版では、コミックスのカットをたっぷり使用しています。漫画と合わせて読むことで、読書に慣れていない子どもたちでもテンポよくお話を読み進めることができます。

通常の児童文庫に比べて使っているフォントの種類も多様で、漫画やアニメのイメージに近い読み心地が味わえます。

中面イメージ1／『小説魔入りました！入間くん』より抜粋

中面イメージ2／『小説魔入りました！入間くん』より抜粋

また、漫画では表情や間で表現されていたキャラクターの心情が、文章で丁寧に描かれているため、キャラクターに感情移入して物語に没頭できるのも活字ならではです。

たとえば、入間くんと悪魔サリバンのやり取りのシーンでは、「（でも、いいのかな？　断っても。こんな異常な状況なんだし、ふつうは断るよね……）」といったように、入間くんの心の声を読むことが出来ます。

中面イメージ3／『小説魔入りました！入間くん』より抜粋

漫画のコマと文章を比べて読めるのも面白さのひとつかもしれません。小説版にしかない、オリジナルの展開もあるので注目です！

初めて「入間くん」に触れる子どもたちはもちろん、漫画やアニメでストーリーを知っている人にとっても、作品世界への理解を深める豊かな読書体験が得られること間違いなしです。

西修さん、針とらさんからのメッセージ

◆原作者・西修さんからのメッセージ

小説版に収録されている読者へのメッセージ

◆針とらさんからのメッセージ

「小説魔入りました！入間くん」文章担当の針とらです！
マンガ、アニメとどんどん展開している入間くんワールドの、小説版にかかわることができてとても光栄です！
原作のノリのいいキャラクターたちのやり取りを壊さないよう、また読書に不慣れな子でも読みやすいように、なるべくテンポよく、とんとんと読めるように心がけました！
笑えて熱くてほんのりあたたかい入間くんワールドを、ぜひ小説でもお楽しみください！