榊林銘さんデビュー作『あと十五秒で死ぬ』が「世にも奇妙な物語」でドラマ化
撃たれて死ぬまであと十五秒。犯人に一矢報いるために、〈私〉がとった奇策とは?
トリッキーなアイデアと巧みな構成が話題を呼んだ、榊林銘(さかきばやし・めい)さんのデビュー作『あと十五秒で死ぬ』(東京創元社)が、『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)でのドラマ化が決定し、吉瀬美智子さん主演で6月26日に放送されます。
刊行直後から反響を呼んだ話題作 「特殊設定ミステリ」ブームの牽引役に
『あと十五秒で死ぬ』は、「第12回ミステリーズ!新人賞」佳作の「十五秒」を含む四編で構成された短編集です。
「十五秒」はトリッキーなアイデアと巧みな構成から、選考委員を務めた新保博久さん・法月綸太郎さん・米澤穂信さんに高く評価され、注目を集めていました。
2021年1月の刊行直後から話題となり、『朝日新聞』『週刊文春』『週刊新潮』など多くの新聞・雑誌やSNS等で絶賛とともに紹介され、ほどなく重版も決定しました。
超常現象が起きる状況下でも、論理的に謎を解いて犯人を暴く、いわゆる「特殊設定ミステリ」が今ミステリ小説界隈で大きな話題になっています。
『屍人荘の殺人』(今村昌弘さん)や『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼さん)といった大ヒット作に続き、今作もそのブームを牽引する一作として位置付けられています。
<『あと十五秒で死ぬ』あらすじ>
死神から与えられた余命十五秒をどう使えば、「私」は自分を撃った犯人を告発し、かつ反撃できるのか?
被害者と犯人の一風変わった攻防を描く、第12回ミステリーズ!新人賞佳作「十五秒」。犯人当てドラマの最終回、エンディング間際で登場人物が前触れもなく急死した。もう展開はわかりきっているとテレビの前を離れていた十五秒の間に、一体何が起こったのか?
過去のエピソードを手がかりに当ててみろと、姉から挑まれた弟の推理を描く「このあと衝撃の結末が」。
〈十五秒後に死ぬ〉というトリッキーな状況設定で起きる四つの事件の真相を、あなたは見破れるか? 期待の新鋭が贈る、デビュー作品集。
◆収録作品:「十五秒」「このあと衝撃の結末が」「不眠症」「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」
『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』でドラマ化が決定!
そしてこの度、おなじみの人気シリーズ最新版『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』において、豪華キャスト陣でドラマ化されます。
吉瀬美智子さん、梶裕貴さん、山口まゆさん、赤間麻里子さんといった錚々たるキャストが出演。特に人気声優の梶裕貴さんはフジテレビ系ドラマ初出演。しかも、今回は役のために特殊メイクを施しての出演ということで話題を呼んでいます。
<土曜プレミアム『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』(フジテレビ)概要> ※敬称略
■放送日時:6月26日(土)21時~23時10分
■出演者
◎ストーリーテラー:タモリ
◎『あと15秒で死ぬ』(原作「十五秒」)キャスト:吉瀬美智子、梶裕貴、山口まゆ、赤間麻里子 他
■脚本:荒木哉仁
■演出:城宝秀則
■制作:フジテレビ
■制作著作:共同テレビ
★公式HP:http://www.fujitv.co.jp/kimyo/
★公式Twitter:https://twitter.com/yonimo1990
著者プロフィール
著者の榊林銘(さかきばやし・めい)さんは、1989年生まれ。愛知県出身。名古屋大学卒業。
2015年「十五秒」が第12回ミステリーズ!新人賞佳作となる。“被害者が死ぬ直前の十五秒”というワンシーンを用い、被害者と犯人の一風変わった攻防を描いた同作は高く評価され、日本推理作家協会の年刊アンソロジーに収録された。2021年、同作を含む短編集『あと十五秒で死ぬ』でデビュー。
あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア) 榊林 銘 (著) 新保博久、法月綸太郎、米澤穂信、三選考委員、感嘆! 装画:佐久間真人 |
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