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前田理容さん現代自由律俳句集『冬でも薄着の彼が風邪を引いた』が緊急増刷

前田理容さん現代自由律俳句集『冬でも薄着の彼が風邪を引いた』が緊急増刷

前田理容さん現代自由律俳句集『冬でも薄着の彼が風邪を引いた』が緊急増刷

3月に刊行された前田理容さんの現代自由律俳句集『冬でも薄着の彼が風邪を引いた』(パレードブックス)が、発売後、ラジオ局数社で取り上げられ、人気DJから絶賛されるなど話題となり、Amazon句集部門売れ筋ランキング1位を獲得、手に入りにくくなっていましたが、このたび緊急増刷となりました。

 

どこかおかしくてどこか切ない現代自由律俳句集『冬でも薄着の彼が風邪を引いた』

くすっと笑えて、ちょっとしんみりする。
――そんな味わい深い自由律俳句の世界が話題です。

 
「ハイソックスには少し足りない」

「待合室に流れるテレビ体操を皆で静かに見る」

「あの角の店がまた潰れる」

「全速力で走ったのにバスはそのまま出発した」

「駅前の時計がずっと六時を指している」

 
誰もが経験したことのあるような、日常の様にならない瞬間、記憶から滑り落ちそうな風景。
一つひとつを丁寧に掬い上げて言葉というピンでとめてコレクションしたような作品です。

 

著者プロフィール

著者の前田理容さん(ペンネーム)は、1975年生まれ。京都市出身。京都大学総合人間学部卒業。弁理士。

著書に、「まえだりょう」名義で『大学六年生の作り方』(郁朋社)、『ぼくらの流儀』(ぶんりき文庫)、『山崎』(パレードブックス)、『結局ゾロ目を見逃す』(郁朋社)がある。

趣味は、ウルトラマラソン、川柳。関西夢街道グレートRUN320km1位。朝日なにわ柳壇1位。

★ブログ:https://ameblo.jp/maedaryo0212/

 

冬でも薄着の彼が風邪を引いた
前田理容 (著)

「前の住所のままなので来年は届かないが言わない」
「じゃあまたねの本気度をはかる」
どこかおかしくてどこか切ない自由律俳句151句。
飲食店で感じた抑えられない気持ちを描いた「グルメレポート」。
留年後にひとりで行った大学の卒業旅行を描いた「卒業旅行記」。
離婚後に四国遍路をひとりで歩いた旅行を描いた「四国遍路ひとり歩き旅行記」。
著者の人生の分岐点をナンセンスに切り取ったエッセイ3編も収録。

 


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