第4回双葉文庫ルーキー大賞受賞!石野晶さん『彼女が花に還るまで』が刊行
双葉社が「小説の新しい才能を見つけ出そう」として2019年から公募を開始した「双葉文庫ルーキー大賞」の第4回受賞作品が決定し、受賞作『彼女が花に還るまで』(著:石野晶さん)が刊行されました。
誰かを好きになると突然世界は輝きだす--儚くも美しい落涙必至のラブストーリー『彼女が花に還るまで』が発売!
本作は、平凡な大学生だった「僕」と、人には言えない秘密を抱えた花のような彼女が紡いだ、儚くも美しい、落涙必至のラブストーリーです。
本書の発売に合わせ、小説の世界を表現した動画も公開されました。
物語から抜き出した言葉を歌詞にしたオリジナル楽曲と、彼女の“涙”の表現にご注目ください。
双葉社公式YouTube チャンネルにて公開中!:https://youtu.be/qVeCbp9MQp8
【あらすじ】
大学生の谷村温人(たにむら・はると)はある日、同じ大学に通う学生で、どこか花のような儚さを思わせる花守木綿子(はなもり・ゆうこ)と出逢う。
花見をしたり、ナノハナ畑を見に行ったりと一緒の時間を過ごすうち、徐々に木綿子に惹かれていく温人は想いを伝えることを決意する。
しかし、木綿子は決して人には言うことができないある秘密を抱えていた??。
切なくも温かく、そしてなにより美しい、唯一無二の愛を描いた落涙必至の感動作!
<石野晶さん コメント>
「岩手の風景と花々を、物語りに閉じこめました。岩手の風を感じてください」
また、下の写真は石野さんによって撮影されたものです。
(石野さんのTwitterより https://twitter.com/ishinoakira_78 )
作品のキーワードでもありカバーイラストにもなっている「ナノハナ」。
現実のナノハナとカバーイラストのナノハナがリンクしどこまでも広がっていく様は、まるで2人の愛の可能性を表しているかのようです。
著者プロフィール
著者の石野晶(いしの・あきら)さんは、1978年生まれ。岩手県出身。
岩手県立伊保内高校を卒業後、2007年『パークチルドレン』(「石野文香」名義)で小学館文庫小説賞を受賞、2010年には『月のさなぎ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞する。
瑞々しい自然の描写と、繊細な感情の表現に定評がある。
ほかの著作に『生者の行進』『水光舎四季』。
双葉文庫ルーキー大賞について
双葉文庫ルーキー大賞は、「小説界の新しい才能(ルーキー)を見つけ出そう」として2019年6月から開始された公募の文学賞です。
「WEBサイトから簡単応募。編集者が選び、おもしろければ即、双葉文庫で刊行!」という、間口を広げることで、より多くの素晴らしい作品を発掘、世に出していこうという方針のもと実施されている文学賞です。なお、締切りはなく、いつでも募集中です。
★「双葉文庫ルーキー大賞」公式サイト:https://www.futabasha.co.jp/rookie_taisho/
彼女が花に還るまで (双葉文庫) 石野 晶 (著) |
【関連】
▼双葉文庫ルーキー大賞|株式会社双葉社
◆【第67回群像新人文学賞】豊永浩平さん「月ぬ走いや、馬ぬ走い」が受賞 優秀作に白鳥一さん | 本のページ
◆【第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞】優秀賞に浅野皓生さん「責」 | 本のページ
◆【第34回鮎川哲也賞】山口未桜さん「禁忌の子」が受賞 | 本のページ
◆坂崎かおるさん初の単行本『嘘つき姫』が刊行 | 本のページ