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珠川こおりさん「第15回小説現代長編新人賞」受賞作『檸檬先生』が刊行 装画は「ブルーピリオド」山口つばささん しなの椰惠さん楽曲提供のPVも公開!

珠川こおりさん著『檸檬先生』(装画:山口つばささん)

珠川こおりさん著『檸檬先生』(装画:山口つばささん)

第15回小説現代長編新人賞を史上最年少で受賞した、珠川こおりさんの受賞作『檸檬先生』(装画:山口つばささん)が、講談社より5月24日(月)に刊行されます。

 

15回小説現代長編新人賞受賞作『檸檬先生』 プロモーションビデオを公開!

書籍『檸檬先生』の発売を記念して、『檸檬先生』のプロモーション動画が公開されました。

映像制作は人気アーティスト、ヨルシカなどのMVを手掛ける映像制作チーム「Hurray!」のぽぷりかさんが担当。楽曲は、若者を中心に人気を博す気鋭のミュージシャン・しなの椰惠さんによる「駄目なあなたのまま」を起用。

 
【珠川こおりさん『檸檬先生』 (Promotion Video)】

 
◎映像:ぽぷりかさん(https://twitter.com/POPREQ
◎撮影:しぐささん(https://twitter.com/photo_sig
◎檸檬先生:Naoeさん

◎撮影協力:南足柄市

◎音楽:「駄目なあなたのまま」(しなの椰惠さん)

 
<しなの椰惠さんよりコメント>

檸檬先生はどんな景色を見ていたんだろう。少年が見えていた世界はどんなものだったのだろう。文字で読むことはできたけど、きっと本質を理解することは私にはできなかった。普通ってなんだろう。「みんな言ってた」のみんなって誰なんだろう。そんな事をずっと考えました。

 

『檸檬先生』について

 
<あらすじ>

世界が、色づいている。

私立小中一貫校に通う小学三年生の私は、音や数字に色が見えたりする「共感覚」を持ち、クラスメイトから蔑まれていた。

ある日、唯一心安らげる場所である音楽室で中学三年生の少女と出会う。檸檬色に映る彼女もまた孤独な共感覚者であった。

 

著者プロフィール

珠川こおり(たまがわ・こおり)さんは、2002年生まれ。東京都出身。小学校二年生から物語の創作を始める。高校受験で多忙となり一時執筆をやめるも、高校入学を機に執筆を再開する。

本作『檸檬先生』で第15回小説現代長編新人賞を受賞。

 

檸檬先生
珠川 こおり (著)

小説現代長編新人賞、史上最年少受賞!
十八歳の作家が放つ、鮮烈なデビュー作。

 
本を開けば白黒の紙面のうえで、色と音とが踊る。読み終わり、それが幻だったとしたら、あなたは耐えられるか。
――水野良樹(いきものがかり)

先生は鮮烈な青春そのもの。みずみずしい感覚で心が開かれる傑作。
――茂木健一郎(脳科学者)

『こころ』の末裔か令和の『彼岸先生』か。全体に血が通っていて、小説を読む原初の喜びのようなものがあった。
――宮内悠介

音と色の響き合う世界を見事なまでに小説に引き込んだ。その生きづらさ、苦しさだけでなく、新しい世界に目を開かされた瞬間があった。台詞と地文に新鮮な発露があり、檸檬先生の台詞には実がある。
――朝井まかて

作品のテーマが珠川さんの背中を押している気がした。何より支持できたのは対象を見つめる無垢にも似た視点から言葉を紡いでいる点だった。これは才能であろう。
――伊集院静

共感覚という独特な感性を小説として描こうとした意欲を大きく買い、またそれが見事に成功していると思える作品だった。
―――薬丸岳

 
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