林真理子さん『小説8050』が発売前重版! 「週刊新潮」連載終了時から問い合わせ殺到
『週刊新潮』連載時から話題となり、発売日の問い合わせが営業部読者係に殺到した、林真理子さんの新作『小説8050』が、4月28日の発売を待たずに事前重版が決定しました。
息子が部屋に引きこもって7年、このままでは我が子を手にかけ、自分も死ぬしかない――。
<『小説8050』あらすじ>
従順な妻と優秀な長女にめぐまれ、完璧な人生を送っているように見える大澤正樹には、決して家族以外に知られたくない秘密があった。有名中学校に合格し、医師になることを目指していたはずの長男の翔太が、7年間も自宅に引きこもったままなのだ。
「弟のせいで結婚ができない」――相手家族に結婚を反対された長女の悲痛な叫びに、正樹はついに息子と向き合う決意をするが……。
「引きこもり100万人時代」に生きるすべての日本人に捧ぐ、絶望と再生の物語!
【連載時からの読者の声】
「はたから見れば恵まれていても、実は問題だらけ――。これぞ、家族の『ニュー・ノーマル』」(40代・女性)
「主人公である父親の悔恨に胸を打たれ、10年ぶりに息子に謝ることが出来ました」(60代・男性)
「わが家も、『まだ間に合う』かもしれない」(50代・男性)
「ラストの息子のセリフに感動。自分の子供と重なって、ぬぐってもぬぐっても涙が止まりませんでした。真理子先生、ありがとう!」(50代女性)
著者・林真理子さんのコメント
「発売前からこんなに反響のある作品は、作家生活40年で初めて。真面目に生きてきて積み上げてきたものが、子どものせいで全て失われてしまう「8050問題」の恐怖は、誰にとっても他人事ではありません」
著者プロフィール
著者の林真理子(はやし・まりこ)さんは、1954(昭和29)年生まれ。山梨県出身。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーになる。
1986年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞、2020年に菊池寛賞を受賞。同年、『週刊文春』での連載エッセイが「同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネス世界記録(TM)に公式認定。
そのほかの著書に『不機嫌な果実』『アッコちゃんの時代』『我らがパラダイス』『西郷どん!』『愉楽にて』など多数。
小説8050 林真理子 (著) 息子が部屋に引きこもって7年、このままでは我が子を手にかけ、自分も死ぬしかない――。 |
◆「第22回『このミステリーがすごい!』大賞」隠し玉!上田春雨さん『呪詛を受信しました』が刊行 | 本のページ
◆「ある日突然、難民になる」――池澤夏樹さんが〝今〟どうしても書かざるを得なかった『ノイエ・ハイマート』が刊行 | 本のページ
◆「みんな違ってみんないいとかって道徳で教えるくせに、全然そんなじゃない」佐藤いつ子さん〈10代の生きづらさに寄り添う物語〉『透明なルール』が刊行 | 本のページ
◆「人が怖い」独りぼっちの少年と「欲望が怖い」少女が夜に出会う物語――魔法のiらんど大賞2022小説大賞特別賞受賞作『美しい夜』が刊行 | 本のページ