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角田光代さん新訳の『源氏物語』が9月より刊行開始 刊行記念イベントも開催

角田光代さん新訳の『源氏物語』が9月より刊行開始 刊行記念イベントも開催

角田光代さん新訳の『源氏物語』が9月より刊行開始 刊行記念イベントも開催

河出書房新社の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」より、角田光代さん新訳の『源氏物語』全3巻が刊行されます。

 

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)の最後を飾るのは角田光代さん完全訳『源氏物語』!

時代を代表する文豪たちが挑んできた超大作の現代語訳に、今もっとも人気と実力を兼ね備えた角田光代さんが完全訳に挑みました。

与謝野晶子、谷崎潤一郎、そして瀬戸内寂聴さんまで、時代を代表する文豪たちが挑んできた超大作の現代語訳に、今もっとも人気と実力を兼ね備えた角田光代さんが、“長篇小説断ち”宣言をしてまで完全訳に挑みました。

2014年11月に第1巻『古事記』から刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)の最後を飾るのが、角田光代による新訳『源氏物語』(全3巻)です。全集刊行開始から待ち望まれていた同作品の第1巻『源氏物語 上』が2017年9月、ついに刊行されます。

角田光代さん訳の源氏の特徴は、敬語をほぼ廃し、今までの現代語訳ではすんなりと読み込めなかった細部までが読めるのが特徴。また生き生きとした会話が魅力で、これまでの現代語訳で挫折した人もこの角田訳で最後まで読めるのではないでしょうか。

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刊行記念イベントも決定!

 
【池澤夏樹=個人編集日本文学全集『源氏物語』(角田光代訳)刊行記念 千年読み継がれる「源氏物語」とは何か?】

●出演:角田光代さん、池澤夏樹さん

●日時:9月19日(火) 開演19:00 開場18:30

●会場:紀伊国屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)

●料金:1,500円(全席指定/税込)

●問合せ:紀伊國屋ホール(10:00 ~18:30 ) TEL.03-3354-0141

●チケット前売所
キノチケットカウンター(新宿本店5 階/受付時間10:00 ~18:30 )
キノチケオンライン(24 時間受付)
https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20150925000000.html

●共催:河出書房新社・紀伊國屋書店

 

書籍情報〔敬称略〕

池澤夏樹=個人編集日本文学全集04
『源氏物語 上』
角田光代 訳

2017/9/11発売予定

●本体価格:3500円(税別)
●46寸伸判/692頁

解説:池澤夏樹
解題:藤原克己(東京大学教授)
月報:瀬戸内寂聴・大和和紀
帯写真:荒木経惟

 

角田光代さん プロフィール

著者の角田光代(かくた・みつよ)さんは、1967年、神奈川県生まれ。著書に『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、「ロック母」(川端文学賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

 

源氏物語 上 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)
千年読み継がれる『源氏物語』が現代最高の訳で甦る。

原文に忠実ながらも、読みやすく小説としての面白さが堪能できる角田訳。

上巻は、1帖「桐壺」から21帖「少女」まで、光源氏・恋の遍歴の巻。

「世に優れて魅力ある男の物語がたくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。
その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。
いうまでもなく日本文学最大の傑作」──池澤夏樹

「とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。
実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じないだろう強靭な物語だと知った」
──角田光代

【出版社からのコメント】
『源氏物語』の素晴らしさは、四〇〇人以上もの登場人物が織りなすストーリーの面白さ、卓越した構成力、きめ細やかな心情を豊かに綴った筆致にあり、約八〇〇首もの和歌に加えて、漢詩、漢文など、文学、宗教、歴史が盛り込まれた壮大かつ重層的な作品です。

これまで与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴など、文豪たちが現代語訳に挑み、さまざまな訳が出たことで広く一般にも親しまれてきましたが、原稿用紙四〇〇〇枚ほどとも言われる長さゆえに、たとえ現代語訳でも読み通すには覚悟がいる作品の筆頭と言えるかもしれません。

このたびお届けする角田光代訳は、何より小説としての面白さが堪能できる『源氏物語』です。

『源氏物語 上』には、一帖「桐壺」から二十一帖「少女(おとめ)」までを収録します。類い稀なる美しさと才を兼ね備えた光源氏の誕生から、女君たちとの恋の遍歴、藤壺への思慕など、若き光君を描いた巻となります。『源氏物語』のなかでももっとも知られる名場面の連続で、夕顔の怪死、葵の上と六条御息所との車上対決、不義の子の誕生など読みどころが満載です。

 


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