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〈鏡三部作〉完結篇!佐藤究さんクライムノベルの新究極『テスカトリポカ』刊行 試し読み&内藤麻里子さん・大森望さん・柳原孝敦さん書評を公開

佐藤究さん著『テスカトリポカ』

佐藤究さん著『テスカトリポカ』

佐藤究さんの最新小説『テスカトリポカ』が、KADOKAWAより刊行されました。

佐藤さんは『QJKJQ』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー後 、長編第2作目となる『 Ank: a mirroring ape 』で大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞をW受賞 。本作は、それ以来3年半ぶりの刊行となる長編第3作で、デビューから続く〈鏡三部作〉の完結篇に位置付けられる作品です。

 

われらは彼の奴隷――鬼才・佐藤究さんが放つ、クライムノベルの新究極、世界文学の新次元!

 
<あらすじ>

心臓密売人(コラソン・トラフィカンテ)の恐怖がやってくる。
誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年、土方コシモは、バルミロに見いだされ、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した古代アステカ王国の恐るべき神の影がちらつく。

人間は暴力から逃れられるのか。

 
◆「カドブン」で書評プロジェクトがスタート! 小説の試し読みも公開中!

文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)では、本作の多彩な魅力を、本邦屈指の読み巧者たちが多面的に語る書評プロジェクトを順次公開します。

第1弾として、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さんによる書評が公開中です。

 
【書評】
世界標準のマジックリアリズム完成――佐藤 究『テスカトリポカ』書評プロジェクト#1
(評者:文芸ジャーナリスト/内藤麻里子さん)
https://kadobun.jp/reviews/4wje39br8ww0.html

※今後、柳原孝敦さん(東京大学教授 スペイン語文学、現代文芸論)、大森望さん(書評家・翻訳家)による書評も順次公開予定です。

 
【試し読み】
令和によみがえる暗黒神話――。三冠作家・佐藤究が、アステカの呪いを解き放つ! 「テスカトリポカ」#1
https://kadobun.jp/serialstory/Tezcatlipoca/hyz8yl84c68g.html

 

著者プロフィール

著者の佐藤究(さとう・きわむ)さんは、1977年生まれ。福岡県出身。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』で第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。2018年『 Ank: a mirroring ape 』で第20回大藪春彦賞第39回吉川英治文学新人賞をW受賞。

 

テスカトリポカ
佐藤 究 (著)

 
【関連】
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【連載小説】令和によみがえる暗黒神話――。三冠作家・佐藤究が、アステカの呪いを解き放つ! 「テスカトリポカ」#1 | カドブン

 


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