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神永学さん〈悪夢のホラーミステリー〉『マガツキ』が刊行

累計750万部を突破している「心霊探偵八雲」シリーズの著者・神永学さんが、作家デビュー20周年を迎え、寡作であるホラーに挑んだ『マガツキ』がPHP研究所より刊行されました。
また、人の身体を欲しがる謎の怪異の正体を探る連作短編の第一話を、期間限定で無料公開します。

 

新作のモチーフは「自身の悪夢」

神永学さんは、アニメ化や舞台化などさまざまなメディアミックスが行なわれた「心霊探偵八雲」シリーズをはじめ、ミステリーやサスペンス、アクションなど多種多様な作品を上梓し、全著作の累計発行部数が1000万部を超える実力派です。

そんな神永さんがデビュー20周年という大きな節目に手がける作品の題材に選んだのは、これまであまり執筆してこなかった「ホラー」です。もともと「恐い話」が好きで、怪談バーにも通う著者は、執筆に追い詰められた時に見る悪夢から本書の着想を得ました。

 
<「マガツキ」は、私の夢から生まれました――。>

《執筆で追い詰められると、私は悪夢を見るようになります。ある夜は、自分の身体がずぶずぶに崩れていく様に恐怖し、またある夜は、抜け出せないループの中で恐怖から我を失う。白く美しい手に、身体を引き裂かれる恐怖に震えた夜もありました。こうして、作品として悪夢を描くことで、私の中にある恐怖が消えてくれると信じています。代わりに、読者の皆さんの心に、恐怖を植え付けることになるかもしれませんが、どうかご容赦下さい――。》

 

「人の身体を欲しがる怪異」の恐るべき正体

著者が目指したのは、現代ならではの恐怖を味わえるホラーです。
いまの若者に顕著な、ルッキズムにさらされる恐怖や、承認欲求に起因する恐怖を、最先端技術のテクノロジーと絡ませ、これまでに類のないホラーミステリーのアイディアを膨らませていきました。

 
そうして生み出されたのが、人の身体を欲しがる「それ」と呼ばれる怪異です。

『マガツキ』は、何度もループし「それ」に襲われる女性、スマホに「それ」からと思われるメッセージが届く女子大生など、各話ごとに主人公が異なる連作短編形式で描かれます。最終話では、「それ」の恐るべき正体と真相が明かされるホラーミステリーに仕上がっています。

 
【あらすじ】

女子大生の連続失踪、ダイエットサプリの罠……。数々の事件に潜む、ある?意図“とは? 著者新境地の、新時代のホラーミステリー。

 

第一話を期間限定で無料公開

本書の刊行を記念して、PHP研究所普及局のnoteにて、第一話「それ」が4月25日(木)まで無料公開中です。

★URL:https://note.com/phpfukyu/n/n18849a206890

 

著者プロフィール

神永学(かみなが・まなぶ)さんは、1974年生まれ、山梨県出身。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でデビュー。同作を第一作とした「心霊探偵八雲」シリーズが人気を集める。

「天命探偵」「怪盗探偵山猫」「確率捜査官 御子柴岳人」「浮雲心霊奇譚」など、シリーズ多数。小説の他、舞台脚本の執筆などでも活躍中。

 

マガツキ
神永 学 (著)

「マガツキ」は、私の夢から生まれました――作家・神永学、デビュー20周年の新境地! 黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繋がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女……。都会に暮らす平凡な人々を襲う悍ましい怪異、「それ」の正体とは。 「その身体、私にちょうだい」 奇々怪々な事件がひとつに結びつく時、驚愕の真相が明らかになる! 予測不能な展開で恐怖の渦へと誘う、傑作ホラー小説。

 
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