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窪美澄さん家族小説『ははのれんあい』が刊行 試し読み&インタビューも公開

窪美澄さん著『ははのれんあい』

窪美澄さん著『ははのれんあい』

『ふがいない僕は空を見た』『晴天の迷いクジラ』『トリニティ』など、これまで多くの話題作を刊行してきた窪美澄さんが描く、心温まる家族小説『ははのれんあい』が、KADOKAWAより1月28日に刊行されました。

本作は、シングルマザーの母と、その母と双子の弟たちを支える「僕」のふたりを通して描かれた、息苦しいこの時代に、一筋の光を灯してくれるような家族の一代記です。

文芸WEBマガジン「カドブン」では、現在、本作の試し読み&窪美澄さんインタビューなども公開中です。

 

『ははのれんあい』について

 
【あらすじ】

「ちょっと複雑だろ、僕の家。」
「私は、この子のためなら、なんだってできる。」

シングルマザーになった「はは」と、双子の弟たちの「はは」役を務める「ぼく」。
どんな形でも家族は家族だから。

 
長男の智晴(ちはる)を産んだ由紀子は、優しい夫と義理の両親に囲まれ幸せな家庭を築くはずだった。しかし、双子の次男・三男が産まれた辺りから、次第にひずみが生じていく。

死別、喧嘩、離婚。壊れかけた家族を救ったのは、幼い頃から母の奮闘と苦労を見守ってきた智晴だった。智晴は一家の大黒柱として、母と弟たちを支えながら懸命に生きていく。

直木賞候補作『じっと手を見る』の著者が描く、心温まる感動の家族小説。

 
<本書の目次>

第一部
第一章 かぞくのはじまり
第二章 せかいのひろがり
第三章 ちはる、あにになる
第四章 かわっていくかぞく

第二部
第一章 ちはる、ははになる
第二章 ちはる、こいをしる
第三章 あたらしいかぞくのかたち

 

いちはやく本書を読んだ書店員さんから寄せられたコメント(一部)

「母と長男の奮闘ぶりに目頭が熱くなる。
家族と居ても幸せじゃない、と思っている人に届くと良いな。」
(井上哲也さん 大垣書店・豊中緑丘店)

「変わっていく家族の形に涙がこぼれた。自分の子どもたちにも読んでもらいたい。」
(吉井めぐみさん 宮脇書店・ゆめモール下関店)

「ラストシーン、苦しみの先の清らさかと力強さは、窪美澄文学の到達点。
この物語があれば2021年も明るい!」
(内田剛さん フリー書店員)

「同世代で子育てをしている女性に読んでほしい。
“母だから”で諦める必要はないんだよ、頑張るのも大事だけど、周りに甘えていいんだよと。」
(島田優紀さん ブックセンタージャスト・大田店)

「智晴がかわいそうで切なくていとおしくてたまらなかった。
心の奥底にフタをしていた自分の感情があふれ出してきました。」
(山本机久美さん 柳正堂書店・甲府昭和イトーヨーカドー店)

「小手先の技を排して根源的に「かぞく」を追及しているから、より感動が深まる。」
(山本亮さん 大盛堂書店)

 

『ははのれんあい』試し読み・インタビュー・書評を公開中!

文芸WEBマガジン「カドブン」にて、『ははのれんあい』の試し読み・インタビュー・書評を公開中です。

 
★試し読み第1回:https://kadobun.jp/trial/hahanorenai/k7ynqblmq5wc.html

★窪美澄さんインタビュー「家族は有機体で、その形は状況に応じて変わっていく。時には家族を捨てなければならないときもある。」
https://kadobun.jp/feature/interview/1zm9w0sbj7i8.html

★書評「困難な状況やハードな家庭環境に押しつぶされることなく前へと進もうとする全ての人々への、エールと祝福の物語だ。(評者:吉田伸子さん/書評家)
https://kadobun.jp/reviews/f4bm9hcs3dsg.html

 

著者プロフィール

著者の窪美澄(くぼ・みすみ)さんは、1965年、生まれ。東京都出身。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で第8回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2011年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。

2012年『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞を受賞。2019年『トリニティ』で第36回織田作之助賞を受賞

その他の著書に『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『さよなら、ニルヴァーナ』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『いるいないみらい』『たおやかに輪をえがいて』『私は女になりたい』などがある。

★Twitter(@misumikubo):https://twitter.com/misumikubo

 

ははのれんあい
窪 美澄 (著)

僕の家には、僕の家族には、恥ずかしいことなんて何ひとつない。

長男の智晴(ちはる)を産んだ由紀子は、優しい夫と義理の両親に囲まれ幸せな家庭を築くはずだった。しかし、双子の次男・三男が産まれた辺りから、次第にひずみが生じていく。死別、喧嘩、離婚。壊れかけた家族を救ったのは、幼い頃から母の奮闘と苦労を見守ってきた智晴だった。智晴は一家の大黒柱として、母と弟たちを支えながら懸命に生きていく。直木賞候補作『じっと手を見る』の著者が描く、心温まる感動の家族小説。

 
ひとつの家族の一代記みたいなものを書きたいと思ったのが最初のきっかけです。それも「普通の家族」ではなく、シングルマザー、離婚家庭など、そのときどきによって有機的に形を変えていく家族を書きたいと思いました。世間から見たら歪なものであっても、それでも「家族」なんだよ、どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったです――窪美澄

 
【関連】
母親はこんなに大変なのに、目の前でぐっすり眠る夫に無性に腹が立った。『ははのれんあい』窪美澄 | カドブン
家族は有機体で、その形は状況に応じて変わっていく。時には家族を捨てなければならないときもある。 窪美澄氏インタビュー | カドブン
困難な状況やハードな家庭環境に押しつぶされることなく前へと進もうとする全ての人々への、エールと祝福の物語だ。 窪 美澄『ははのれんあい』 | カドブン

 


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