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【第一回いきなり文庫!グランプリ】吉森大祐さん『青二才で候』が受賞

書評家の吉田伸子さん、「本の雑誌」発行人の浜本茂さん、集英社文庫編集部の江口洋さんが選ぶ「第一回いきなり文庫!グランプリ」の結果が発表され、吉森大祐さんの青春時代小説『青二才で候』(中公文庫)が最優秀作品賞を受賞しました。

 

「いきなり文庫!グランプリ」とは

単行本を経ず文庫版で初めて世に出るオリジナル文庫を「いきなり文庫!」と称し、吉田伸子さん(書評家)、浜本茂さん(「本の雑誌」発行人)、江口洋さん(集英社文庫編集部)の三名が、毎年2000冊を超える作品の中から座談会形式で毎回優秀作を選びます。

そして年度末には、優秀作の中からさらに選出された最優秀作品候補より最優秀作品賞を決定します。

 
★いきなり文庫!グランプリ:https://note.com/shueishabunko/n/n3c2cc15cd92f
★最終選考会の模様はこちら:https://note.com/shueishabunko/n/n954296c25a3a

 

吉森大祐さん『青二才で候』について

 
【あらすじ】

大藩藤堂家に仕える澤村甚九郎は、病弱な兄に代わり江戸藩邸出仕を命じられた。伊賀十五家のひとつとはいえ、所詮は貧しい下級藩士。旧い組織の中で汲々と生きる人生にうんざりしていた若い彼は、江戸で立身出世を目論む。だが、夢見ていた甘い思惑は外れ、じゃじゃ馬で鳴らす姫様の守役にされてしまい、困惑する甚九郎だが!?

 
<吉森大祐(よしもり・だいすけ)さん プロフィール>

1968年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、電機メーカーに入社。『幕末ダウンタウン』で第12回小説現代長編新人賞、『ぴりりと可楽!』で細谷正充賞を受賞。

近著に『うかれ十郎兵衛』『うかれ堂騒動記 恋のかわら版』『東京彰義伝』がある。

 

青二才で候 (中公文庫)
吉森 大祐 (著)

 
【関連】
いきなり文庫!グランプリ|集英社文庫

 


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