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【第12回日経小説大賞】天津佳之さん「利生の人 尊氏と正成」が受賞

第12回日経小説大賞が決定!

第12回日経小説大賞が決定!

日本経済新聞社と日経BPが共催し、長編小説を公募する「第12回日経小説大賞」の受賞作が発表されました。

 

第12回日経小説大賞が決定!

第12回日経小説大賞は、今年4月から6月にかけて募集され、応募総数257編の中から、次の通り受賞作が決定しました。

選考委員は、辻原登さん、髙樹のぶ子さん、伊集院静さん。
※辻原さんの「辻」は二点しんにょう。

 
<第12回日経小説大賞 受賞作品>

天津佳之(あまつ・よしゆき)さん
「利生の人 尊氏と正成」

 
受賞作の「利生の人 尊氏と正成」は、鎌倉末期、倒幕で新たな世をつくるという後醍醐天皇と志をひとつにした足利尊氏と楠木正成を主人公に、南北朝期へと移る混沌とした世の人間模様を描いた作品です。

受賞者の天津佳之さんには、賞金500万円が贈られます。

授賞式は2021年2月17日、東京都千代田区の日経ホールにて開催。授賞式に引き続き、受賞者と選考委員3氏による座談会も予定されており、授賞式・座談会の模様は日経電子版でライブ配信されます。

なお受賞作は2021年2月に日本経済新聞出版社から単行本として出版されます。

 

「第12回日経小説大賞」受賞作の内容および受賞者プロフィール

 
◆天津佳之さん「利生の人 尊氏と正成」

<.受賞作の内容>

時は鎌倉末期。討幕の陰謀の発覚により後醍醐天皇は一時隠岐に流されるが、北条得宗の悪政への不満から、治世の主体を幕府から朝廷に取り返すという近臣たちの討幕運動は各地の勢力と結びつき、幕府内にも広がる。

幕府の重職にあった足利高氏(尊氏)が、帝方の楠木正成に呼応するように寝返り、ついに鎌倉幕府は滅亡。後醍醐帝が京に戻り、建武の新政がはじまる。

帝と正成と高氏は同じ「利生」の志を持った禅宗の同門だった。「民がおのおのの本分を為し、生きる甲斐のある世にする」。しかし、私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく。

 
<受賞者プロフィール>

天津佳之さんは、1979年生まれ。静岡県伊東市出身。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、現在は業界新聞記者。大阪府茨木市在住。

 
【関連】
鎌倉から南北朝へ 「志」めぐる人間模様 ― 第12回日経小説大賞、天津佳之氏「利生の人」|日本経済新聞……受賞の言葉、選評など

 


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