「Yahoo!検索大賞2020」作家部門賞を辻仁成さんが受賞!

「Yahoo!検索大賞2020」作家部門賞を辻仁成さんが受賞!
12月9日発表の「Yahoo!検索大賞2020」で、辻仁成さんが〈パーソンカテゴリー 作家部門賞〉を受賞しました。
なお、「Yahoo!検索大賞2020」の小説部門賞はカミュ著『ペスト』が受賞しています。
「Yahoo!検索大賞」について
「Yahoo!検索大賞」は、国内最大級の検索サービス「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年と比べその年に検索数が最も急上昇した人物、作品、製品を選出し、表彰するアワードです。
選出基準となる「検索」は、興味・関心を持つ対象について調べる能動的な行為で、ユーザーの意思が反映されたデータといえます。Yahoo! JAPANは、この検索データを活用することで、まさに国民が選んだともいえる賞として、2014年に創設されました。
「Yahoo!検索大賞2020」では、2020年1月1日(水)~2020年11月1日(日)までの集計データをもとに、“今年の顔”として検索数が最も急上昇した人物に贈る“大賞”に加え、「パーソンカテゴリー(10部門賞)」「カルチャーカテゴリー(6部門賞)」「プロダクトカテゴリー(7部門賞)」「ローカルカテゴリー(47部門賞)」において、人物、作品、製品などを表彰します。
また、番外編として、「コスプレ」や「メイク」、「ヘアスタイル」、「ファッション」などの検索急上昇No.1もあわせて発表するほか、ステイホーム期間中に急上昇したワードを上位30位まで発表します。
発表に合わせ、「パーソンカテゴリー」の受賞者の喜びの声を収録したインタビュー・コメント動画が公開されました。ユーザーが、「Yahoo!検索」で「パーソンカテゴリー」の受賞者名を検索することで、ここでしか見られないインタビュー・コメント動画を見ることができます(一部受賞者のみ)。
作家部門賞を受賞した辻仁成さんの動画も公開中です。
辻仁成さんの検索急上昇理由
フランス在住の作家・辻仁成さんは、自身が編集長を務めるウェブマガジン「Design Stories」で公開中の滞仏日記やSNSなどで、コロナ禍のパリの状況や、シングルファーザーとして奮闘する様子を精力的にユーモアを交えて発信し注目を集めました。そこで披露した料理の腕前も話題に。
8月には、新型コロナの感染拡大とともに変化する生活の様子を綴った『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』(あさ出版)も緊急出版しました。
「変わってしまったパリの日常」(書籍より抜粋)
「ぼくは2020年の3月17日から5月11日までの約2ヶ月間、パリでロックダウンを経験した。ぼくの人生の中でもはじめての経験だったし、世界を引率するリーダーたちも、医師も、科学者も、軍人も、誰一人それまでロックダウンを経験した者はいなかった。ぼくも、まさか、こんなことを生きている間に経験するなど、想像したことさえなかった。」(あとがきより)
著者プロフィ―ル
著者の辻仁成(つじ・ひとなり)さんは、1989 年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家・ミュージシャン・映画監督・演出家と文学以外の分野でも幅広く活動している。
1997年「海峡の光」で第116回芥川賞を受賞。1999年『白仏』の仏語翻訳版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として初めて唯一受賞。
著作はフランス、ドイツ、スペイン、イタリア、韓国、中国をはじめ各国で翻訳されている。『冷静と情熱のあいだBlu』『サヨナライツカ』『人生の十か条』など著書多数。パリ在住。
★Webサイトマガジン「Design Stories」主宰:https://www.designstoriesinc.com
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